人生は旅

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スロヴァキアの旅 続編

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スロヴァキアの駅は昼間は真っ暗

昨日の話の続きを書きます。上の絵葉書(スロヴァキア第二の都市のコシツェ)は忘れかけた10年前の旅の記憶を久しぶりに思い出させてくれました。最も印象的だったのが、駅に行ったら構内が本当に日本でいう「真っ暗」に近かったことです。最初はもしかしたら駅は休みなのかもしれない、と思ったのですが、薄暗い中を窓口の方に進んでいきました。そしたら、ちゃんと人がいるではないですか、こんなに暗いのはこちらでいう一種の節電らしくて、停電ではないようです。暗い駅の中を歩いてみると、一番奥に売店を見つけたので、冷蔵庫の中から日本でしているように飲み物を取り出そうとしたら、店の人が飛んできて怒られました。自分で触ってはダメだそうで、よく見ると、冷蔵庫の扉には鍵がかけられ、取り出し禁止の紙が貼ってありました。暗くて気が付かなかったのですが、こちらの人にとってはこの暗さが日常なのですね。

考えてみれば、日本では駅構内は昼間でもあかあかしすぎていて、電気の無駄づかいと言えるかもしれません。電気が本当に必要なのは夜だけで、昼間は節電すべきなのは誰もが思うことです。それに今はLEDも有効活用されて、いろいろと工夫がされています。そういえば、去年行ったスペインの最南端のアルヘシラス駅は、今どきLEDもあるのにもかかわらず昼間でも薄暗かったです。

コシツェでロールパンが1個8円

1ユーロ130円ぐらいのウイーンからスロヴァキアのコシツェに来て驚いたのは物価の安さです。まだユーロは使われていなくて、社会主義国家だからか物の品揃えが本当に少なかったです。日本のなんでもある環境から来た旅行者としてはちょっと欲求不満になってしまいます。日本のような大きなスーパーどころか、スーパーというものがなかったです。それでもやっと、小さな食料品店を見つけて入って見ると、なんとロールパン1個が8円でした。物価高のウイーンから来たので嬉しくなって、いっぱい買ってしまいました。置いてあるものはなんでも安いので、いろんな魚の缶詰を買って試して楽しみました。一方、レストランだけはたくさんあったはずなのに、なぜかおいしいものを食べた記憶がないのです。

小人の家がずらりと並ぶ街

スロヴァキアのレボチャのスピシェ城に行きたいので、旅行のガイドブックに書いてあったように電車に乗ろうと鉄道駅に行きました。そしたら駅の人から列車は出ていないのでバスしかないと言われました。それで、バス停への道を教えてもらい、言われた通り線路沿いをしばらく進みます。そしたら、進行方向の先に見えてきたのは、何やらカラフルないろの2階建ての家が整然と多数ならんでいる風景でした。日本の団地の風景のようで、それがまさに小人の家そのものなのです。ある人によると、アメリカから日本に来た人に日本の家を見て、あまりに小さいので驚いたと言われたそうです。そのときの返答として「私の家は交番を改装した家です」とジョークを言ったそうです。その交番を改装したくらいの大きさの家がずらりと並んでいるので、本当にここに人が住めるのだろうか、などと不思議に思った記憶があります。あれはいったい何だったのでしょうか。

 

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