人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

たんぱく質を摂るために

ヨーグルト食べるだけで、10gのたんぱく質が摂れる?

 最近、スーパーで見かけて、仰天したのが、ヨーグルトで、一個で10gのたんぱく質が摂れると書いてある。パッケージを何度も見直しても、そう書いてあるので、俄かには信じられないが、「へえ~、そんなことが・・・」と絶句した。一見、何処にでもあるパックのヨーグルトだが、たんぱく質10gの表示はどうしても気になる。本当だろうか、と訝しく思いながら、買おうか買うまいかと迷った挙句、以前は買わずに帰った。しかし、先日どうしても、試してみたくなって買ってしまった。タンパク質が10gも入っている割には、値段が税込み168円で、私でもなんとか買える。

 さて、売り場でどの味を買うか悩んだが、イチゴ味を手に取ってカゴに入れた。他にもブルーベリーやレモン、バニラ味もあるにはあったが、できるだけ甘い方が無難だと考えてのことだった。実を言うと、私はヨーグルトが苦手で、あの酸っぱさがどうにもこうにも耐えられない。いくら身体にいいと言われても、あれを毎日食べるのは、苦行以外の何ものでもない。そうやって出来るだけ避けてきたが、たんぱく質10gと聞かされると、やはり好奇心の方が勝って、買ってしまった。家に帰って、早速試してみると、たんぱく質10gだから、味が変というわけでもなく、まあまあ食べられる。それにこのヨーグルトは、ツーンとくるような刺激的な酸っぱさはほとんどなかった。普通のヨーグルトよりは固めだが、抵抗なく食べられた。

 ただ、これを味を変えて、毎日食べられるかというと、甚だ疑問だ。確かにたんぱく質10gがそれだけで摂れてしまえるのは、実に魅力的だが、やはり、すぐに嫌気がさすのではなかろうか。食べ物には好みというものがあり、また人は気まぐれで、飽きやすい。それゆえ、いくら身体にいいからと言っても、同じものを続けて食べ続けるのは危険すぎる行為でしかない。そこは飽きないように戦略を考えて、上手く立ち回らなけばならない。このたんぱく質10gが一個食べるだけで摂れてしまうヨーグルトにしても、意外にも売れていない。タンパク質を是が非でも摂りたい私のような者にとっては、喉から手が出るほど欲しい商品だが、現実には人気がない。それとも、一個168円は高いのだろうか。いくら何でも、毎日は食べる気にはならないので、忘れた頃にまた買うことにする。そうした方が、飽きがこないだろうし、いつも新鮮な気分でいられると思う。

 タンパク質というと、頭の中にすぐ浮かぶのは、肉、魚、納豆だが、一番安くて、手軽なのは納豆を置いて他にない。3こ入りで100円もしない納豆の一パック45gにはなんと7.4gものタンパク質が含まれている。納豆が毎日食べられたら、どんなにいいだろうと夢見たところで、現実にはできやしない。そう、私は精一杯の努力をしない限り、納豆が毎日食べられない。以前、新聞で紹介していた、外国人の会社経営者の人が納豆を克服した方法を真似てみたが、上手くいかなかった。苦手な納豆を大好きにさせたその方法は、納豆をそのままおやつとして食べることだった。子ども4人が普段から納豆をおやつに食べていたこともあって、ハードルは意外に低かったからだ。

 私の場合は気合が入っている間は上手く行っていたが、そのうちだんだん飽きてきてしまった。もちろん、食べる気満々で、納豆のパックと向き合うのだが、いかんせん、自分の気持ちには嘘はつけず、口の中に納豆を放り込んでも、なかなか喉を通らなかった。万事休す。身体が、心が拒否しているのだから、もう闘えない。納豆への挑戦は敢え無く終りを告げた。

 できれば、たんぱく質を朝摂りたい私は、何か優れ物がないかと探し続けた。すると、意外なもので、たんぱく質が手軽に摂れることがわかった。それは、太ちくわで、でんこを使っていないタイプのもの、3本袋に入って270円くらいする商品だった。パックの裏に書いてある成分表示を見ると、一本でなんと6.0gのたんぱく質が摂れることがわかった。これなら、おやつにでも食べられると有頂天になった。

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