人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

歯磨きは3分?10分以上?

歯科医師によっては、10~15分が理想的な時間

 昨日の日経新聞の別刷りプラス1に掲載されているコラム『くらしの数字考』の見出しは「歯磨きは3分、10分以上」だった。考えてみると、昔は歯磨きは5分間程度すればいいものだと誰もが思っていたのではないか。それも上と下の歯をひととおり歯ブラシでゴシゴシやり、それで磨いたつもりになっていた。少なくとも、私はそう言う認識でずうっと生きてきた。それだからこそ、今までずうっと虫歯で苦しんできた。いや、まだ20代の頃はそれでよかったが、30代以降は歯磨きをおろそかにしたツケが回ってきた。それこそ毎週のように歯医者に通わなければならなくなった。なぜかと言うと、虫歯1本の治療になんと1か月もかかるからで、それだと、他の虫歯はどんどん進行していくばかりだ。そうなると、ちょうどいい頃合いに差し歯にする運命となり、泣く泣くその運命を受け入れることになった。

 虫歯と言うものは何と厄介なものなのだろうか、次々とできて、私の心の平安を脅かした。たかが虫歯くらいで騒ぐなんてと笑わないで欲しい。歯と言うものは一度虫歯になったら、もう取り返しがつかない貴重なものなのだから。歯の大切さに気付くのが遅かったのだが、だいたいが歯磨きが面倒臭かったのだから、どうしようもない。それでついつい歯磨きがいい加減になってしまい、いや、時にはサボることもあった。夜寝る前に歯磨きをしなければいけないとは思っていても、睡魔に襲われて、ハブラシをひととおり動かして、すぐに終りにしていた。こんな体たらくでは食べかすが取れなくて、歯と歯の間に残り、虫歯になるのは明らかだ。

 若い頃通っていた歯医者さんに、「あなたの歯は汚れが付きやすい性質の歯なのですよ」と指摘されたことがあった。そんなことを言われても、どうしていいのか分からなかったが、その先生の言葉を肝に銘じるべきだったのだ。要するに、もっと自分の歯を大切にするべきで、毎日の歯磨きを見直すべきだったのだ。実を言うと、最近まで上の歯の裏側をまともに磨いたことがなかった。去年まで20年通っていた歯科医院があったが、そこの先生に「上の歯の裏側がどうしても磨けないのですけど、どうしたらいいですか」と聞いてみたことがあった。その際返ってきたのは、「まあ、裏側は自分の目では見えないですからね。仕方ありませんね」などという期待はずれな言葉だった。いくら何でも歯医者さんなのだから、そんなことは言わないで欲しかった。がっかりしたが、「皆そんなものなのかなあ」くらいに思うしかなかった。今思うと、私のこの諦め半分の反応は実にお目出たいと言わざるを得ない。

 なぜなら、いま通っている歯医者の先生に同じ質問をしてみたら、なんと、ちゃんと歯磨きの仕方を教えてくれたからだ。歯の模型を使って実際に歯ブラシを動かしながら、こういうふうに磨くのですよと説明してくれた。ただ、上の歯の裏側を磨くのには大人用の歯ブラシではダメで、子供用の小さめの歯ブラシの方が使い勝手が良いとのこと。歯ブラシの先の方を使って1本ずつ丁寧に磨くのだそうだ。これはいいことを聞いた、善は急げとばかりに歯医者の帰りに早速薬局で子供用の歯ブラシを買った。実際にやってみると、あんなにも不可能だと思われた、ハナから諦めていた上の歯の裏側がちゃんと磨けることを知って目から鱗だった。

 因みに、私の毎日の歯磨きにかける時間は20分くらいで、結構長いほうだ。まず最初に電動歯ブラシで前歯から磨き始め、下の歯の裏側までやるのに、5分以上はかかる。それから子供用の歯ブラシで同様の行程をくり返す。その時に上の歯の裏側を特に念入りに磨くので、電動ブラシよりも長くかかる。なぜ電動歯ブラシを使うのかと言うと、自分の歯磨きの仕方に自信がないから、どうしても機械に頼らざるを得ないのだ。自分よりも機械の方を信頼してきたが、今では電動歯ブラシでも、歯についた食べかすは完全には取り切れていないことがわかった。それで、どうするかと言うと、歯間ブラシ、さらに細いタイプの歯間ブラシ、フロスの3種類を使って、徹底的に食べかすを取り除くようにしている。その結果、今では3カ月に一度の歯科検診で何の問題もなく日常生活が送れるようになった。

mikonacolon