人生は旅

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一人暮らしの防災の知恵

今週のお題「もしもの備え」

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大雨のときの専門家のアドバイス

 先日新聞に『一人暮らしの防災』という記事が載っていました。危機管理専門家による一人暮らしの人のためのアドバイスです。家族がいる人に比べると一人では何かと心細い、だからこそ「日頃から万全の備えを」と呼び掛けているのです。自然災害のうち、水害はある程度予測ができると言うことで、紙面では大雨の予報が出たときを想定して書かれています。まず、自治体から配られているハザードマップを確認します。自宅が床上浸水の可能性がある場合は、大雨の予報が出た段階で早めの避難を勧めているのですが、避難所は避けたほうがいいそうです。新型コロナウイルスやインフルエンザに感染する可能性が高いからで、できれば親戚や知人の家が安心です。ただ、そういう場所がない人は安全な場所にあるホテルなどの宿泊施設の利用を検討して欲しいとのこと。

危機に備えて防災仲間を作る

 そんないつ来るかわからない危機に備えて、やっておくべきことは、まず「安否確認を取り合える人間関係を作っておくこと」だそうです。できれば自分の住んでいる地域で仲のいい友人や知人を作っておけば、いざという時にお互いに助け合うことができると思うのです。最近は引っ越しの挨拶なども皆無だと聞きますが、自分の隣にどんな人が住んでいるかわからないなんて恐ろしいことです。その不安を最新のセキュリティシステムで解消しようだなんて、なんだか本末転倒です。本来はご近所に住む人たちが一番頼るべき人でなければならないわけで、やはり遠くの親戚より近くの他人なのです。いくら一人で大丈夫!と思っていても、普段の生活では人に助けられることが多いものです。だから人とのコミュニケーションは大切で、気づかないうちに見えない貯金をしているようなものだと思います。

 余談ですが、以前「凪のお暇」という人気ドラマがやっていて、その中に出てくるアパートの住人が実にみんな仲がよかったのです。今の時代からすればありえない?とも言える設定なのですが、あんな感じが一番心強いのではとふと思ったのです。

日頃から雨量に注意する

 さて、本題に戻って、防災仲間を作って連絡を取り合うと同時に、自分自身でも気象について興味を持つことがなにより大事です。「危険な雨の判断は、1時間あたりの降雨量と、連続雨量(累積雨量)で考える。連続して降る雨量が100mlを超え、かつ、1時間当たりの降雨量が30mlを超えると危険なレベルといえる」のだそうです。そして自分でも今降っている雨を見て「0.3mmぐらいかな?と時間雨量が何mm程度か考える?!と書いてあるのですが、こんなことが自分で果たしてできるのか。そう思ったら、スマホに気象アプリという便利なものがあるらしく、答え合わせができるらしい。つまり専門家が言いたいことは「日頃から、肌感覚で災害に備える練習をする必要がある」ということなのでした。

 以前友だちが遊びに来ているときも、台風の時期で大雨でした。突然ゴオッ~というすごい音がして少しの間雨が降り続きました。その時友だちが「もう少し雨が続いたら、ゴミ袋に水を入れて風呂場の排水溝の上に置いた方がいいよ」と言ってくれました。雨量が多いと下水から水があふれてくるからだそうです。幸運にも雨はすぐに止んでくれたのですが、良い教訓になったことは言うまでもありません。

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