人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

日頃から食料を備蓄して工夫を

今週のお題「もしもの備え」

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情報に敏感に反応する私たち

 朝ラジオを聞いていたら、番組に寄せられたお便りを紹介していました。その方は昨日スーパーやコンビニに行ったら、水やガムテープが売り切れてしまっていたそうです。誰でも考えることは同じなので、台風の情報を聞いて殺到するのは無理もないことです。でもガムテープは何に使うの?とふと思ったら、なんと割れたガラスの補修に便利なのだとか。そんなことは考えたこともなかったので驚いたのですが、思ってもみなかったものが役に立つらしいのです。昔田舎にいた頃台風がこれから来るという時は、家族総出で準備をしていました。家じゅうの天戸を閉め、板を打ち付けて風邪で飛ばされないように必死でした。停電になることもあったので、そんな時は暗闇の中で嵐が過ぎていくのを息をひそめて待ちました。ただ食料に関しては今のように備えていたかと言うと、全く記憶にないのです。

自分で身を守ることを考える

 正直言って、私はとんでもない誤解をしていたようなのです。つまり非難勧告が出たら、避難所に行けば何とかなるぐらいにしか思っていなかったのです。あくまで他人事で、誰かに何とかしてもらえるくらいにしか考えられなかったのですが、コロナウイルスが大事なことを気づかせてくれました。理想としては、2週間程度は自力で持ちこたえられるくらいの食料と水の備蓄が必要だとは以前から聞いていました。そんなにたくさんはとても無理!とハナから諦めていましたが、感染から身を守るにはそれをやらざるを得ません。

 先日、テレビを見ていて感心したのは、食料の備蓄に透明な衣装ケースを使って可視化して工夫していることでした。食料をダメにしないように番号を付けて、必ずひと月に一回は古いものを食べきることを習慣にしているのです。楽しく飽きずに続ける秘訣は家族が好きなもの、例えばポテトチップスやチョコレートなどのお菓子も入れることです。サバイバルのためのカンパンや食べ物は決して美味しくはありません。それだけを毎月食べさせられるのではイヤになってしまいます。そして、この方法だと、日頃から火を使わなくてもそのまま食べて美味しいものを探すことができます。サバイバルとはいえ、いいえ、大変な時だからこそ、少しでも美味しいものを食べたいのです。

自慢の備蓄食料はカップ麺?

 もしお湯を沸かすことができればカップ麺が食べれられるのですが、現実ではとても無理です。でもお湯でなくても、水でも時間をかければ、つまり20分程度待てば大丈夫のようです。もっとも美味しいかどうかは別の問題ですが・・・。その事実を知ったのは、またもやテレビのニュース番組で、ある都心の有名な巨大商業ビルでの取材でした。「我々のビルの地下には災害に備えて膨大な食料が備蓄されているのです」と担当者が胸を張って誇らしげに答えています。その様子を見ていた私は「さすがに○○ビルはよく考えていてすごい!」と一瞬感心したのです。さぞかしすぐ役に立つ便利なものが準備されているに違いないとワクワクしたのです。ところが、担当者が見せてくれたのはどこから見てもカップ麺で、「これはどうやって食べるのですか」とリポーターが不思議そうに聞く始末です。お湯がなくても水で20分もすれば食べられるとまたもや得意げに言うので、拍子抜けしてしまいました。「なあ~んだ、そんなことなのね」とがっかり。空腹な人に20分も待てと言うのなら備蓄はあまり意味がないのでは。期待したのに「使えないわね!」と残念に思った出来事でした。

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