人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

ひとり時間を睡眠とドラマ三昧

今週のお題「自分にご褒美」

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家事は報われない仕事なのか

 知人はパートで仕事をしているのですが、年のせいか最近疲れを感じるようになりました。特に家のことが、つまり毎日しなければならない炊事、洗濯、掃除等がだんだんと重荷になって来たのです。もちろん、誰かが、自分がやらなければならないことは十分わかってはいるのですが、このごろ疑問に感じてきました。当たり前のこととして、とりあえず目の前にある家事をこなしてきたのに、はっきり言って誰にも感謝されたことはないのです。それは当然のことなのですが、文句を言われることはあっても「ありがとう」なんて言われたことは一度もないのです。だからと言って感謝されたいと言うのではなくて、ひとりだけが背負うのではなくて「家族が少しでも手助けしてくれたらなあ」などと勝手なことを想うだけです。

「しない家事」を心がける

 料理研究家土井善晴さんによると、「料理は一人でやれば孤独な作業にすぎない。でもそこに他の誰かの手が加わることで、孤独ではなくなって、何か暖かい空気が流れ込む」ものらしいのです。もっとも知人の家での新しい家事のルールの実践は難しいので、家族を巻き込む戦略は諦めました。他人を変えるのは難しくても、自分を変えるのはたやすい。そこで今流行っている「時短」と「ホットク」を家事に取り入れてみた。鍋を弱火にかけてホットク間に部屋を片付けたり、洗濯物を取り込んだりできてしまう。できるだけ「しない家事」を心がけ、洗濯物はたたまずハンガーにかけたまま決まった場所に置くだけなのでラクチンです。

 それに近頃は「耐熱容器」という優れものがあるので、ガス台に張り付く必要などありません。野菜を切って魚肉ハムを入れ、5分も電子レンジで加熱すればおかずができてしまいます。好みで醤油をかけたり、焼き肉のたれと味噌を混ぜて味噌味にするのも楽しいではありませんか。そう言えば、テレビでは以前から勝間和代さんがヘルシオやホットクックなどの家電の便利さを強調していました。憧れてはみたものの、よく考えたら「手に入れれば本当に幸せになれるか」はわかりません。だから、当面は今あるもので工夫することにして、無い知恵を振り絞るしかないのです。

自分へのご褒美にお金は要らない

 ラクすることに全神経を集中して取り組む知人は、家族に期待するのをやめたら気持ちまでラクになりました。彼女は家族に内緒で有給をとり、家でのひとり時間を楽しむことにしたのです。その日は朝家族がいる間にやれるだけの家事はやっておきました。そして「今日は家族が帰って来るまで何もしないぞ」と決めました。そうなんです、ひとりの時間がなによりも欲しかったのです。さて、何をしようか、そうだ、見たかった韓国ドラマを思いっきり見よう。このところ睡眠不足だったから、途中で眠ってしまうかもしれない。それはそれでいいのだ、ひとりの時間を自由に使えることが何より幸せなのだから。時間を有意義に使わなきゃ、などと考える必要などないのだから。日ごろの効率重視の生活をリセットする良い機会かもしれないとも知人は思ったのです。

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