人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

湯船に浸かってリラックス

今週のお題「お風呂での過ごし方」

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▲六角形の塩の模様が美しい乾季のウユニ塩湖。NHKまいにちスペイン語テキストから。

シャワー派がほとんど、湯船に浸かりたい私は贅沢?

 以前、同僚たちと話をしていたら、お風呂の入り方についての話題になりました。驚いたことに、ある女性は1年中シャワーで通していて、湯船には滅多に入らないのです。それも朝シャンで、出勤前の慌ただしい真っただ中に?と信じられない気持ちでいっぱいになりました。湯船に入らないで済ますなんて、それってお風呂じゃない!と内心思ったのですが、口には出せません。それじゃあ、とても落ち着かない、リラックスできないのではと尋ねてみると、もうそのやり方が習慣なので問題ないというのです。

 私には夏はともかく寒い冬は誰でもお風呂で温まるものというステレオタイプ的な考えしかありませんでした。でも同僚たちの話を聞くにつれて、お風呂=温まるものという固定観念は崩れてきました。ある先輩も、「私はお風呂のお湯はそんなにたくさんは入れないわよ」と仰るのです。普段からお風呂のお湯は少な目で、いわゆる半身浴で済ませているだと知って、二度びっくりしました。私は暑い夏でも湯船に浸かるのが大好きで、汗がたらたら出て、スカッとするのが気持ちいいと感じていたからです。

 どうやら彼らの多くはシャワー派で、私を含めた湯船の方がいいという人は少数派でした。ところが、彼らの本音を聞いてみると、「毎日湯船に浸かっていたら、水道代もガス代も大変じゃない!」。そうか、そういうことか、確かに水道代は天文学的に高くなるに決まっています。どうりで家の水道代もガス代も馬鹿高いはずです。シャワー派の人に水道代を聞いてみたら、うちの3分の1ほどでした。思い切って意識を変えれば、こんなにも節約できるです。肩が浸かるくらいのお湯に入って、疲れを取ることはもはや、庶民の身分ではひとつの贅沢になってしまったのか。そうなると、毎日浴槽の残り湯を流して捨てることは、もったいないことになります。

 私も以前はディスカウントショップでポンプを買ってきて、ふろ水を浴槽から、洗濯機へ移していました。拭き掃除だけでは、とうてい残り湯を使い切ることはできなかったからです。洗濯に風呂の残り湯を使うと水道代が約半分になりました。ただ、ちょっと考えてみると、残り湯というのは人間の皮脂がやたらに大量に浮いている水ではありませんか。そういう汚い水で洗濯物を洗って果たして綺麗になるのかどうか、そんな疑問もありました。ある日、テレビを見ていたら情報番組でやっていたのは効果的な洗濯のやり方です。その中で一番ダメなのはふろの残り湯を再利用することでした。わざわざ汚れている水で洗濯物を洗うことは本末転倒だとの指摘をしていたのです。それ以来、せっかく買って来た節約グッズのポンプは使わないので、埃を被ったままです。

 あっという間に10月になり、夜には湯船に浸かってリラックスするのに最適な季節になりました。大量のお湯を必要とするので、シャワー派の人からは贅沢と言われてしまいそうですが、湯船に浸かることには疲れを取る効果があります。何を優先させるかは個人が決めることなのですが、寒い冬に外から帰って暖かいお風呂に入れるなんて、まさに至福の時ではありませんか。それに今はコロナで旅行にも行けません。だからこそ湯船に肩まで浸かって、小さな幸せを味わうのもいいものです。

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