人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

ホットカーペットでまったり

今週のお題「あったか~い」

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▲上海郊外の水郷の村、朱家角内のレストラン街。NHKまいにち中国語テキストから。

どんなに外が寒くても、部屋で暖かさに包まれていたい

 吐く息が白い寒い季節になると、早朝の散歩から帰ってから、ホットカーペットに座って寛ぎます。自動販売機で缶コーヒーを買うのが日課で、カイロ代わりに使っているのですが、家に着くころにはもう冷たくなっています。そのコーヒーを温めて飲むのですが、最初は鍋に開けて温めようとしていました。でも偶然にそのまま温める方法を知ってしまったのです。それは新聞のエッセイで、確か作家の小山田浩子さんの記事でした。お鍋に適量の水を入れてお湯を沸かし、沸騰したら火を止めます。そこに缶コーヒーを入れて、そのまましばらく待つと嘘のようにボカボカになるのです。せっかちな私は、お風呂に入っている缶コーヒーに掛け湯をしてあげるのです。その方が速く温まる気がするからです。実際には本当にあちちっとなるくらい、持てなくなるくらい「あったか~い」缶コーヒーになります。ただ、間違っても缶コーヒーを鍋に入れたまま火にかけてはいけないそうです。どうなってしまうのか、とても怖くてできないのでわからないままにしておきます。

 アツアツの缶コーヒーを飲みながら、ホットカーペットでまったりするのが私の冬の過ごし方の定番です。なぜこたつではないかというと、古いこたつはあるにはあるのですが、今はテーブル替わりになっています。今こうしてブログを書いているのも年代物のひとり用こたつです。なぜこたつを使わないかというと、よく新聞に載っている古い電気器具の発火事故が心配だからです。それに一度こたつに入ってしまうと出られなくなってしまう、つまり動けなくなってしまう怠け者の性格なのでやめておいた方がいいのです。最初はホットカーペットなんてあまり暖かくないのではと思っていましたが、要は使い方次第なのだとわかりました。今使っているのはディスカウントショップで買った洗えるタイプの物で、汚れたらいつでも洗濯できるので匂いも気になりません。ずいぶん昔にホットカーペットを使っていた時、飲み物をこぼして汚れてしまって、ただ雑巾で拭くしかありませんでした。次のシーズンに使おうと思ったらカビが生えていて往生してしまいました。そんなどうしようもない状況を思うと、まさに夢のようです。

 ホットカーペットに座っているだけではそんなにボカボカにはならないので、膝の上に厚手の毛布を掛けます。すると、熱が逃げないらしく信じられないほど「あったか~い」状況に変るのです。もちろん朝起きてすぐに部屋を暖めるのにはエアコンを使うのですが、温まってしまえばホットカーペットだけで十分快適に過ごせます。昨日もテレビのニュースで今年の冬は電気代が上がるのだと知らされたばかりでした。寒いのは勘弁してほしいのですが、後になって忘れた頃に届く領収書には頭が痛いです。その点においてホットカーペットは電気代節約に大いに貢献できると思うのです。

 最近、ひとり用の”着るこたつ”というものが売れているそうです。新聞の通信販売の紙面でも大きく取り上げられていて、価格は1万6千円ほどでした。写真を見ると、なんだか昔の巻きスカートの長めのバージョンで下半身をすっぽりと包んでいます。実際にも従来のタイプのこたつの製造台数は減少傾向にあって、取り扱うメーカーも限られています。今は昔のように家族揃ってこたつで団らんという家庭は少なくなってきているようです。家族よりも個人の生活を大事にする時代になっているのでしょうか。大人になったら、結婚して家族を作るのが当たり前だった、それしかなかった時代のしがらみから解放されて自由になったとも言えます。いずれにせよ、寒い季節には誰もが温もりを求めるものです。それがホットカーペットでも、人の心でも、なんでもいいので、とにかく「あったか~い」ものが欲しいのです。

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