人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

酸素系漂白剤の威力に仰天

信じられないような汚れに唖然!

 以前、ブログに洗濯機の槽洗浄と、何日も格闘した顛末を書いた。その時の教訓は、これからは1カ月に一度ぐらいはしておいた方がいい、と言うことだった。何でもすぐに忘れてしまう私だが、あの時の労力と無駄にした時間については懲り懲りしたらしい。ちゃんと頭の中に刻まれていて、「やらなきゃ」と素直に実行した。槽洗浄のための洗剤は粉末の酸素系漂白剤で、ネットでお掃除本舗の人が薦めていた洗剤だった。でも、ちょっと待って、汚れ落ちと言えば、テレビのCMでやっているように、塩素系の漂白剤の方が断然効くでしょう、などとステレオタイプなことを思っていた。半信半疑だったが、それを証拠に、誰でも知っている”ワイドハイター”なるものは、効果を期待して使ってみたら、あってもなくても、変わらないような存在だった、少なくとも私にとっては。

 とは言っても、あれは液体、でも酸素系漂白剤が、粉末になったからと言って、いったい何がどう変わるのだろうか。やはり俄かには信じられない。サイトの動画では、洗濯槽にお湯を入れて、そこに粉末の酸素系漂白剤を入れたら、あ~ら、不思議、シュワ~と音がして泡がブクブク出だす。その後もシュワシュワと言う音は止まらない。なんだか、物凄く効くような予感がして、浮き浮きする。本当にあんなふうになるのか、早速試してみることにする。洗濯機を毛布モードに設定して、一応60分くらいのコースを選択にしておいた。でも実際は、そのまま3時間浸け置きするのだが、その間に何度も洗濯機を回す。経験上、そうやった方が、汚れが落ちやすいことは分かっている。洗いを3分間程度、何度もやると、そのうち、あまり直視したくはなが、洗剤液の中に白い粒子のような汚れが五万と浮き上がっているのが見える。

 普段、薬局ではあまり目にしたことがない粉末の酸素系漂白剤を探したら、やっと見つけた。それは「ワイドハイターPRO」で、”シュワッと発泡、ガンコ汚れが面白いようによく落ちるッ”と言う能書きが書かれていた。だが、おばさんと呼ばれる年齢まで生きて来た私は疑い深く、すぐには信じない。また、そんなうまいこと言って、くらいにしか思わなかった。それでも、ダメもとでやってみましょうと思い直し、試してみることにした、正直言ってたいして、効果など期待しなかったが。

 実際に使ってみたら、目から鱗だった。ワイドハイターPROのパッケージに書いてある能書き通りなのだ。3時間も浸け置きする必要があるのと思ってしまうほど、僅か30分ほどで、洗剤液は真っ白になってしまった。こんな汚い洗濯槽で毎日下着や衣類を洗っていることに、ぞおっとするが、慌てて頭の中でそのイメージを打ち消す。3時間経ったら、いつもの洗い、すすぎ、脱水をして終わりなのだが、念のため、すすぎの途中で、洗濯槽の水を懐中電灯で覗いてみると、まだ、少し白い粒子や、黒い粒子までもが浮き上がっているが見えた。まだ、完全には綺麗になってはいない。だがこの作業に”完全”というものがあるだろうか、とも思えてきた。だいたいが、洗濯槽の汚れは、裏側に付いているので、実際には目で見て確認することはできない。いわば、手探り状態で、汚れが落ちたかどうかは水の状態を見て判断するしかない。当然、まだ落としきれていない洗濯槽の汚れもあるだろう。そう考えると、もしも”完全に綺麗”を望むのなら、一番いい方法は業者さんに任せることだ。なので、私の場合は、ほどほどに綺麗の状態で妥協し、面倒なことだが、毎月定期的に洗濯槽の洗浄を実行するしかない。

 アフロヘアーがトレードマークの元新聞記者、稲垣えみ子さんは洗濯機を捨てて、たらいで手洗いをしている。女一人の暮らしでは、手洗いで十分という考え方からだ。洗濯機は実に便利なものだが、アフターケアが付き纏う。便利なものには必ずそういった代償が付いてくるが、たらいならそんな面倒なケアはいらない。海外旅行に行くと、私もシャワーを浴びたついでに衣類を手洗いする。日本とはうって変わって、洗濯物が一晩でパリパリに乾いてしまう爽快感と言ったら!洗濯が楽しくなる。

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