人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

買い物に工夫が必要と痛感

今週のお題「おうち時間2021」

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NHKまいにちフランス語のテキストのグラビアから。

毎日のご飯のおかずに困って頭を悩ます

 最近、スーパーに行ってつくづく思うのは、総菜の味が想定外に美味しくないことです。以前は確かに美味しく感じたはずの惣菜が、「ありゃ、いったいどうしたことか?」と仰天するような代物を口に入れることになります。例えば、揚げナスのあんかけはナスを輪切りにして衣をつけ、油でカラッと揚げる、そのナスに甘辛だれを絡めてあるので、口の中でナスの柔らかさとタレが溶け合って美味しいはず、なのですが、実際は、油ベトベトでとても飲み込む気にはならないのです。そう言えば、買う前にチラッと見たらナスが何だかベタッとしていて、嫌な予感がしたのに買ってしまって大失敗です。他にもあります、ひき肉の豆腐包みは水気を切った豆腐にひき肉の炒めものを詰めて、油で揚げたもの、これは豆腐のふわふわ感があればこそ美味しいのです。でも実際は揚げ過ぎていて、豆腐というより、まさに揚げ煎餅でした。また、たまには食べて見ようと久ぶりに買ってみたい白身魚バーガーが、以前とは全く別物でした。見た目は同じでも一口かぶりついてみたら、味も何か変で生臭くて堪らず、食べるのをやめてしまいました。

 以前から惣菜はたまにしか買わなかったのですが、こんな目に立て続けに合うともう買う気にはなりません。自分の作る料理の味に飽きてしまった時に、気分転換に買っていたのですが、さすがに無理です。作りたくない時は楽で便利だったので、正直とても残念です。でもこれ以上大事なお金を無駄にするわけにもいきません。もし、どこかの店のように客の要望を聞くために「お客様メモ」を置いているのなら、「ちゃんと仕事しなさいよ」と書いてみたい気もします。スーパーの側から言えば、明らかに商品の質落としているのです。その理由は最近惣菜が売れない、売れないから質を落としているのか、そんな悪循環に陥っているのかと客の側からは疑いたくもなります。

 こうなると、あとは自分で何とか工夫するしかなくなりました。料理が大好きで、毎日が楽しいという方は別として、私のように時に料理が苦行となるぐうたら人間はどうしてもラクをする方法をひたすら考えます。そしたら、ありました、ラクチンで済ませられる買い物の仕方が。井戸端会議でその情報を聞きつけた私は、近所ではない遠いスーパーに散歩がてら行きました。そこのスーパーは週末になると、コロナ禍にあっても週末はやはり人が来るのでしょう、肉のセールがあるのです。その肉なのですが、牛肉は国産だと高いので、その店独自のブランド牛と言うのがあってメキシコ牛なのだそうです。その肉だと国産の半額程度で買えるので、まとめ買いができて、冷凍して置けば使い勝手がいいのです。その肉も味付けしてあるものもあるので、そのまま焼けば楽ができます。豚肉もトンテキと言って、信じられないほど柔らかいバラ肉もあるのです。肉も味が変われば、飽きることなく食べられるので、とても助かっています。

 それから、野菜が高くなって、それも玉ねぎやじゃがいもが、1個いくらで売られている、そんな光景に今ではもう驚かなくなりました。その中で一番安いのが、なんと言ってもキャベツで100円ほどで買えます。以前ネットで西友のチョイたし野菜のCM を見ました。レトルトのカレーに健康に気を使って、野菜を足すというヒントを与えてくれるものでした。キャベツの千切りを電子レンジで4分加熱して、レトルトの惣菜と一緒に食べるだけで一味違ったものになる、つまり食卓が豊かになるという提案をしてくれているのです。それで、私も真似をしてみました。近頃のキャベツは普通に炒めても、たいして柔らかくもならないし、甘くもないので、炒める前にレンジで少しチンしておくのです。最近、明らかに電子レンジの使用頻度が高くなっています。ついつい便利なので使ってしまうのですが、果たしてこれがいいのか悪いのか戸惑っています。

 先日新聞を読んでいたら、こんな発想もあるのかと目から鱗の記事を発見しました。コロナ禍で妻が仕事を失い、夫は仕事が減ったので自宅待機をしている夫婦の時間の過ごし方を取材したものでした。彼らは、生活が行き詰った状況に追い込まれたとき、普通の人では考えられないよう行動にでました。今まで慌ただしい生活を送っていたので、ゆっくりと二人で朝食を食べたことがありませんでした。そこにコロナ禍でようやく有り余るほどの時間ができたのです。世間の人が不安でいっぱいになる事態の中で、彼らは逆転の発想をしました。この時間をギフトだと考えて楽しもうと二人で朝食づくりをはじめました。傍から見れば面倒だと感じるようなこと、それはパン作りで小麦粉を練って、生地を作ってパンを焼くのです。そのパンにつけるジャムも自ら作って自分たちのオリジナルメニューを毎朝一緒に食べる、そのことをとても豊かだと感じるのだそうです。考えてみると、何かを作るという行為はそれが何であっても、いつの間にか心が晴れてきて、根拠がなくても希望の光を感じられるものなのです。

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