人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

冷えの問題に直面して

より効果的な方法を探さなきゃ

 今朝はICレコーダーの目覚ましが鳴る前に目が覚めてしまった。なぜかと言うと身体中が冷え切っているのを感じて、とても寝ていられなかったからだ。寒さに震えたが、エアコンのスイッチを入れる気にはならなかった。昨日試しにやってみたら、冷たい風がでてくるばかりで、ちっとも暖かい風にならなくて閉口したせいだ。10分以上たってやっとのことで、部屋がほんのりと暖かくなった程度だった。まずは衣類を着こんで、暖かいお茶を飲んで温まり、ダウンジャケットを羽織って散歩に出かけた。外も寒いが、歩いて身体を動かしていれば、不思議と寒さは感じない。こんな寒い中、黙々と走っている人を見かけると感心してしまう。たいていの人は仕事で仕方なく朝早く出かけざるを得ないのだから。

 歩きながら、寝ている間身体が冷えるのを何とかしなければとあれこれ考える。私の部屋は板の間でそこに直に布団を敷いているので、下から冷えが襲ってくるとしか思えない。今まで生活していて、不便を感じたことなどなかったが、この冬の尋常でない寒さに直面して思い知った。このまま何もしないと、冬を越せないのではと不安になる。今のところ風邪を引いてはいないが、身体が冷えてどうしようもないので辛い。

 以前聞いたことがあるのは、布団の下に保湿シートを敷いて床からの冷えを防ぐ方法だ。果たしてそれって本当に効果があるものなのか、今晩早速試してみることにする。ホットカーペットの下に敷いている保湿シートがあるのでそれを使ってみよう。何もしないよりはいいと思いたいが、そんなことでこの今まで経験したことがないような寒さに太刀打ちできるものなのだろうか。それよりも手っ取り早い方法ならある。それはあまり気が進まないが、電気の力を借りることだ。つまり、電気毛布を利用する方法だ。

 先日テレビ番組で、寒さで安眠できない人のために有効な方法を紹介してくれていた。それは電気の敷毛布を活用するのだが、布団全体ではなく、下半分だけ毛布を敷く方法だった。その理由は電気毛布は身体から熱を奪ってしまうので、下半身だけ触れるような使い方が理想なのだと言う。正直言って、私は電気毛布が苦手だ。あれは暖かくていいのだが、なんだか気持ちの悪い暖かさとしか思えないからで、勧められて使ってみたら、案の定ぐっしょり汗をかいてしまっていた。それに寝る時でさえも電気に頼ることがなんだか納得いかないせいでもある。このブログを書いている最中なのに、集中しているつもりなのにも関わらず、PCの右下を見てしまった。なんと、書き始める時に見たら確かに1℃だったはずが、今では−1℃に下がってしまった。それでも天気は快晴だ。

 寝ている間の冷えをどうしたものだろうかと思案しながら歩いていたら、ふと頭に浮かんだのは、昨晩読んだ新聞の投稿欄の記事だった。30歳の大阪府に住む女性からの投稿でタイトルは『保護犬だった相棒に励まされ』で、どうやらその人は今人生のどん底に居るらしい。「ここ数カ月、私は生きることに疲れたと感じることが多くなっていた」と苦しい心中を吐露していた。いつも思うのだが、投稿の内容がポジティブな内容ならいざ知らず、こんな深刻な内容だとためらうのではないだろうか。この新聞の『声』欄は投稿の規定で匿名禁止なので、実名で堂々と紙面に載ってしまう。全国紙なので当然周りの人の目にも触れるのは間違いないし、あれこれ言われることもあるだろう。それでもそれを承知で投稿したその人の胸中を慮ると、他人事でも胸が痛む。

 ただその人は自分の愚痴を言いたいわけではなく、毎日一緒に散歩に行く愛犬に自分は助けられているとの感謝の思いでいっぱいだった。愛犬がペットショップで買った犬とは一線を画す元保護犬だと言うのもうなずける。保護犬というのは人間が想像も及ばないような辛い経験をしてきた子が多いと聞いたことがある。その人はある日「私がいなくなったらどうする?」などと愛犬に話しかけてしまった。すると、愛犬は一瞬その人の顔をじっと見たかと思ったら、「さあ、行くよ」とばかりにさっさと歩きだした。「この子は身体は小さいが、なんてたくましいんだ」と思ったら、自分も頑張ろうと思えたと言う。

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