人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

コロナで変わる日常生活とスーパー

f:id:mikonacolon:20200412125631j:plain

信じられない光景が

 最近は東京にいる友人とのメールのやり取りが続いています。7日に安倍首相が緊急事態宣言をしてから東京はどうなったのか気になります。都心に友人がいつも肉を買いに行くスーパーがあります。そのスーパーはJRの駅の地下街の一角にあるのですが、9日に友人が店に行ってみると周りの洋服屋さんとか靴屋さんがすべてシャッターを下ろしてお休みしていました。トイレに行くついでに様子をうかがいながら歩いてみると、人影はまばらでいつもとは違う光景にびっくりしました。その後新聞の記事で地下街の通路は防犯のため閉鎖されたことを知ったそうです。

 友人はスーパーのチラシを見て牛肉の特売を目当てに朝早く店に行ったのです。というのも、小池知事が週末の自粛を呼びかけた金曜日には出遅れたのか肉が残っていなかったからです。すると店の中は普段と変わりなく商品もいつもと同様に豊富にあったのでほっとしたそうです。ここのスーパーは台所用品や生活用品を売る地下1Fと生鮮食料品の地下2Fに分かれて営業していました。それが少し前に地下2Fが100円ショップに変わってしまいました。それで地下2Fに店員の優しいお爺さんがいたのですが、もう会えなくなってしまったと残念がっています。実はこのおじいさんは有名で、以前に日経の夕刊にエッセイを書いていたアーティストの方も言及していました。店で買い物した際に親切にアドバイスしてくれたのでとても印象に残っているそうです。このおじいさんは主に衣料品担当なのですが、レジにいていつも笑顔で品物を袋に入れてくれていたとか。あのおじいさんはあれからどうしているだろうかとふと思いだすそうです。

 スーパーも非常事態体制に

 スーパーも非常事態宣言が出てから対応が変わってきているようです。あるスーパーではレジと支払いは別々にすることになっているのですが、支払機の周りをビニールシートで覆って隣の人と接触しないように配慮するようになりました。それにしてもレジ待ちの時の密集地帯はどうにかならないのでしょうか。な~んて思っていたら、次に行った別のスーパーでは店内放送で次のように言っていました。「レジに並ぶときはある程度の距離を保ってあまり近づかないようにお願いします」。もしかしたら1mとか2mとか離れるように言っていたかもしれませんが、そんなことが可能ですか?あのスーパーの狭いスペースで。現実には皆さん以前と同じでくっついて並んでいるではありませんか。さらに店内放送で「店内が混雑してきましたら、入場制限させていただきますのでご承知おきください」。そう言われて初めて非常事態なのだと納得しました!平和ボケならぬ、日常ボケで今の事態を本当の意味で認識していなかったと反省しました。やはりスーパー側も相当にウイルスには神経をとがらせてきているようです。少し考えてみれば、自分たちもいつ感染するかもしれないのですから当然といえます。そうなると、スーパーもできるだけ空いているときに行くか、あるいは感染を覚悟で混雑しているときに行くかのどちらかしかありません。つまり、以前のように気楽に行けるところではなくなりつつあるのだと感じました。

mikonacolon