人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

カラスの不可解な行動と贈り物

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鳥のいたずらに付き合う

 昨日のカラスの話の続きを書きます。ある朝、ベランダに出ていつものように洗濯物を干そうとしたら、手すりに鳥の糞がついていました。糞と言っても木の実の種のようなものがほとんどで、そんなに汚いとは思いませんでした。あたりを見回すと隣の家の庭に木の実がなっている植木があります。「そうか、この実がある限り、鳥はいたずらするんだ」と思った私は、手が届く限りの範囲の木の実を取り除きました。それで、それ以来いたずらはされなくなりました。

 しかし季節は巡ってきて植物は成長するので、またいたずらが始まりました。今度は木の実を取ろうと思っても、高いところにあるので取り切れないので諦めました。それに鳥がどんな時にいたずらをするのか、少しはわかるようになりました。雨ふりの翌日の早朝が多い気がするのです。いたずらをする合図としては「ピヨピヨ、ピヨピヨ」という透明な可愛い鳴き声がして、もしやと思って戸を開けるとやられているという感じです。でも、ほんのたまに糞をされるだけなので、「まあ、いいか」と気楽に構えています。今まで一度も洗濯物を汚されたことはないので、鳥、たぶんヒヨドリだと思うのですが、あちらも少しは気を使っているのかもと思う今日この頃です。

ハンガーが取れなくて八つ当たり?

 いくらカラスのいたずらとはわかっていても、新聞の投稿者の方の場合は本当に同情せざるを得ません。2Fのベランダの物干しざおに複数かけてある針金ハンガーが、朝見たらすべてなくなっていた。不思議に思ったが、また出したら無くなって、その繰り返しが続いた。そのうちにカラスがハンガーで巣を作ることがわかった。それで取りにくいように逆向けにかけたら、腹いせにプランターに植えた花苗まで引っこ抜かれてしまった。また植えなおしても同じことが数回起こった。こんなふうにいつ終わるとも知れないカラスとの闘いにも「こちらも負けてはいられません」と弱音は吐かない気丈な方です。カラスにこんなにも好かれてしまったら、どうすればいいのでしょう。もしも、ハンガーをベランダに置かないようにしたら、報復されるのか、それとも諦めてくれるのかどちらでしょうか。カラスの研究者の方に効果的な対処法を考えていただきたいものです。

カラスからの贈り物

 以前何かで読んだカラスに関する記事によると、「シートン動物記」にはカラスが貝殻など白く光るものを集める習性を持つと書かれているそうです。その習性を証明するかのような貴重なエピソードを取材した話なのですが、それがまさに「カラスの恩返し」に他ならないのです。東京の多摩地区に勤める女性が昨年の夏、巣から落ちたカラスのヒナを見つけた。それは会社の敷地で、心配だったので木陰に戻してあげた。すると後日、小柄なカラスがカギのデザインのアクセサリーをくわえ、女性の前に落としたそうなのです!それからは定期的にカラスから光る物をプレゼントされています。ビーズの飾りや蛍光色の釣りのウキなどで、カラスは人の顔が識別できるらしいと確信したそうです。嫌われ者のカラスですが、こんな義理堅いカラスもいるのかと思うと嬉しくなります。

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