人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

ジョナサンと深夜営業の役割

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2020年1月から24時間営業をやめる

今朝テレビのニュースで、すかいらーくホールディングスがこれまで実施していた24時間営業を辞める方針であることを発表したと伝えていました。どこにでもあって便利なガストやジョナサン、バーミアンなどが深夜営業を見直すとのことです。なんでも最近は深夜の利用は減少傾向にあるとかで、人手不足の解消にも効果があると見ているようです。町の人の声では「仕事を終えて帰って来て、閉まっていたなんてことになったらがっかりしますよね、それは」とその決定を残念がる人がいます。その一方で、「人の暮らし方が変わってきているし、働き方改革を進めるうえでもプラスに働くと思う」というような賛成の意見もあるのです。それから深夜には店の灯りが防犯対策にもなるので、その点に関して言えば店の深夜営業は重要な役目を果たしていると言う人もいます。

考えてみれば、ヨーロッパなどには深夜営業のコンビニもないし、ましてやレストランもスーパーもありません。それが昔から当たり前なのですから、誰か働く人を犠牲にしてまで「もっと便利になればいい」という考え方は生まれようがないのです。

深夜のファミレスは「避難所のようなもの」

「人間は本来朝起きて働いて、夜は眠るもの」と誰もが考えるのですが、時には深夜眠らない場所が必要になる時があるのです。つまり気軽に行ける「避難所のようなもの」で、誰もとやかく言わないでくれる落ち着ける場所です。私も昔夜中に行くところが無くなって、そのとき一番入りやすかったのがファミレスで、最寄りの駅の近くにある「ジョナサン」でした。深夜2時頃に初めてファミレスを利用して、こんな時間に誰もいないだろうと思ったら予想外に人がいたのでびっくりした記憶があります。やはりひとりで来ている人がほとんどで、たまに二人連れがいるくらいで店の中は静かです。ひとりで来ている人は家に帰りたくないのか、あるいは私と同様に何か自分の家に帰れない事情を抱えているのだろうかとあれこれ想像してしまいます。「こんな夜中にこの人たちは一体何をしているの?」なんていつもの私なら呆れてしまいます。当然のことながら、ふつうは寝ている時間なので、席に着くとすぐに眠くなってしまった私は諦めて家に帰ることにしました。周りを見渡すと寝ている人は誰もいないので、「眠らないで起きていられるなんてすごい」と変に感心してしまいました。どう頑張っても店での滞在時間は1時間ほどで睡魔には勝てませんでした。

昔からファミレスは人手不足

ファミレスは最近は人手不足と誰もが言いますが、昔からその状況は変わっていないのではないかと思うのです。以前うちの姪がある事情で学校を休学して、その間ガストのアルバイトをすることになったのです。面接に行ってすぐに採用になったので、「あれぇ、おかしいなあ」と思っていたら人がいなくて誰でもよかったのです。案の定、初日から大忙しでクタクタに疲れて帰ってきました。それでも2~3日は頑張って働いたのです。それがある日店に行ってみると、昨日まで仕事を教えてくれた人が辞めてしまったのです。ひとりで頑張って仕事をするように言われて心が折れてしまいました。「人がいないからやらなきゃ、あなたが辞めたら誰がやるの?」などという勝手な言い分を無視して店を飛び出したのです。「入ったばかりのバイトに期待されても、当の本人にとっては荷が重すぎるよ」と姪は嘆いていました。

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