人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

台湾のランタン上げと平渓線

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▲夜空に上がる無数のランタン

人気の天燈(ランタン)が火事を招いて

観光客に人気のあるランタン上げが地元の住民に災いを招いているとの記事を新聞で見ました。台湾の人気観光地九份(ジウフェン)の近くにある平渓(ピンシー)地区のでの出来事で、観光客の何気ない行動が惨事につながったようです。この地区は毎年春節あるいは中秋節の時期にランタンフェスティバルが開催されます。台湾のみならず、海外からもその幻想的な光景を一目見ようと多くの観光客が訪れます。

今回はその美しいランタンが原因で地元の高台にある民家が火事になり、なんと全焼してしまったそうです。ランタンは骨組みに灯油を染み込ませた紙を取り付けて熱気球のように飛ばすので、もし火が消えずに地上に落ちた場合は火事になる可能性が高いのです。そんなことになるとは考えず観光客は単に楽しみで打ち上げているのですから余計に問題です。平渓地区では自治体ぐるみで対策を考えて、被害にあった場合の補償をどうするかを検討しています。

電車がなくて十份に行くのをやめる

実は去年姉たちと3人で台北に行ったときに絶対やりたいことのひとつが天燈上げだったのです。テレビでもよく取り上げられている十份(シーフェン)という地名の場所で電車は人が歩く道のぎりぎりのところを走っています。あの雰囲気をぜひ味わいたくて旅行の計画を進めているうちに、十份の駅がある平渓線が1時間に一本しかないことが分かってがっかりしました。さらに平渓線の連絡駅から台北駅までの電車は日曜日になると普段と比べて本数がガクンと減ってしまうのです。行く予定の日がたまたま日曜日だったので、電車の乗り換えが上手くいったとしても十份での滞在時間は3時間あるかないかです。それでせっかくの旅行であわてるのは嫌なので思い切って行くのをやめにしました。

それにしても、あんなに観光客に人気のある駅なのになぜ1時間に1本しか電車がないのでしょうか。そして台北から「わざわざ電車を乗り継いでも行きたい場所」である十份はできれば1日かけてゆっくり回ってみたいです。台北から行くと平渓線への連絡駅である瑞芳(ルイファン)駅で一日周遊券を買って、猫がいっぱいで人気のあるホウトン駅も訪れてみたいです。

すべて予想を裏切られた台北旅行

ランタンでの火災記事で思い出したのは、できれば思い出したくもなかった台湾での苦い思い出です。まずは台北の桃園空港でセブンイレブンICカード(日本でいうスイカのようなもの)を買おうと思ったらもう店はありませんでした。地下にあるはずの春水堂でタピオカミルクティーを飲むのが楽しみだったのに店は見当たりませんでした。民泊で高級マンションに泊まれると喜んでいたら、そこにたどり着くまでにどれだけ大変だったことか、行く前には想像もつきませんでした。台北駅前の横断歩道がない広い道路で向こう側に渡る地下道が分からなくて3人で途方にくれました。あとになって歩道橋が近くにあるのがわかって、どれだけ嬉しかったことか、知らないということは辛いことだなあとしみじみ思います。おまけにタクシー運転手にからかわれてしまい、台湾のタクシーの洗礼を受けてしまいました。

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