人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

はてなブログで地元の情報に出会えた

ロウバイについて検索したら、予想外の驚きが

 昨晩、もう眠いのに、もう布団に入ろうと思っていた矢先に、ふとある事を思いついた。ある事とは、ロウバイのことで、実家の近くに、いや、車で行ける範囲のところにロウバイが見られる場所はないものだろうかと、何で今この状況でと自分でも思ったのだが、やはり気になった。実はずうっとその事は頭の中に居座っていて、ネットで調べようと思っていた。でも、もうひとりの自分がどうでもいいことだし、検索してみたところで、ヒットしないに決まっていると私に囁いた。そう言った問答の繰り返しで、忘れてしまうところだったが、なぜか昨日はパソコンを立ち上げた。寝る前にブルーライトを浴びるのは目によくないことは重々承知の上だった。

 実家がある「地方都市の名前」と「ロウバイ」の二つの検索ワードを入力して、「検索」をクリックする。もちろん、たいして期待はしなかったので、予想通りロウバイの名所と言われるような場所の情報は見つからない。ただ、沢山の項目の中に一つだけ、私が求めている手掛かりとなるようなものがあって、しかもそれははてなブログだった。実を言うと、今まではてなブログの読者になったことはなかった。なぜかと言うと、それはきっかけとなるものがなかったからに過ぎない。

 検索して見つけた、ブログの書き手は私の実家がある市に住んでいて、いわば、ご近所さんのようなものだ。ロウバイが楽しめる公園は、実家の最寄り駅、と言っても車で30分ほどかかるが、その駅から南に位置する高架下にあると言うことだった。「今日は公園を散歩しに来ました」という文面で始まるブログには、ロウバイソシンロウバイはもちろん、ウメの可愛い写真も載せられていた。となると、これはもう実家のミチコさんに知らせない訳には行かない。思わず、スマホを手に取り、メッセージを打ち始める。「松ケ枝公園って知ってる?駅の近くにあるらしいよ。そこにロウバイがあるから今度見に行こう」と送信して、さて寝ようかとなったとき、何とミチコさんから電話が掛かってきた。元はと言えば、乗り掛かった舟である。こんなにダイレクトに反応があるとは思いもしなかったが、ここは対応せねばと電話に出た。

 ミチコさんは私のメッセージを見ると、すぐに手元にあった地図を見て、公園の場所を調べた。松ヶ枝公園は名所でも何でもない、何処にでもある普通の公園のようだったが、ロウバイがあると言うだけで、私には特別だった。ミチコさんは今まで生きて来て、一度も本物のロウバイを見たことがないので、残念ながら話がかみ合わなかった。ロウバイの花について、花びらに光沢があるだの、彫刻のようだのと、いくら説明したところで、「黄色い花でしょう」としか言ってくれなかった。世の中に黄色い花は五万とあるが、ロウバイはそれらとは一線を画しているのだと言うことを分かってもらえない。そう言う気持ちがいつもあったせいで、それだからこそ自然とネット検索に及んでしまった、そう考えれば、無理もないことだった、たとえ、それが寝る前であったとしても。

 ミチコさんは、公園の場所を地図で確認すると、「でも、この辺りには駐車場がないよ」と呟いた。ブログに記載されている地図では、駅からほど近いようにも思えるが、実際は歩いて行くとなると、どうだろうか。かなりの距離を歩かなければならないかもしれない。もちろん今年の夏に行ったとしてもロウバイには出会えないだろうが、来年の正月にはきっと対面できると信じている。となると、当面の課題は駐車場をなんとかするということ、これからその問題についてはゆっくり考えてみるとしよう。

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