人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

GET は買ってきてくれる?

単語の持つ意外過ぎる意味に、目から鱗

 大西先生の『ラジオ英会話』を復習して早3カ月が経った。これまで続けていられるのは毎回毎回発見の連続だから、飽きないからだということはすでに書いた。具体的に言うと、例えば、誰でも知っているお馴染みの単語のGETは普通は「手に入れる」という意味で使っている。最近は日本語でも話の中で「~をGETする」と何のためらいもなく使われる。たいていは何か物を買って自分のものにするという意味だ。かくいう私もそう言う意味だとばかり思っていたが、ある日とんでもない間違いだと気付いた。

 大西先生の番組でのGuess what?を取り上げたエピソードのことは以前書いた。その中で、GUESSを使って英作文を作る問題があった。たしか「私のボーイフレンドが私の誕生日に何をくれたのか絶対にわからないでしょうねえ」という文だったが、浅薄で何も考えない私は、躊躇することなくGIVEを使おうとした。「~をくれる」に相当する単語を無い頭であれこれ探してみたら、それぐらいしか見つからない。ところが、「私たちのお勧めは・・・」での模範解答の文はYou never guess what my boyfriend got me for my birthday . だった。なんとGETが使われていて、「買ってきてくれる」の意味なのだ。知らなかった、GETにそんな意味があるなんて。でもこういった意味での使い方はネイティブにとっては当たり前らしい。そんなことも知らないのだから、ネイティブの話していることが分からないのは当然だ。

 その点において、大西先生にはいつも「ネイティブはこういう言い方をしているんですよ」と刺激を与えてもらっている。本当の意味での英語らしい英語で、どこに行っても通じる英語なのだが、これまで学校で習った英語とはまるっきり別物だと感じる。今までのステレオタイプを捨てて、学び直す意識が必要なのだとつくづく思う。例えば、普段私たちはメールでやり取りすることが多いが、その「メールで」という表現一つを取ってみても「ええ~!?そう言うんだ!」とびっくりすることが多い。ネイティブが使うのは「by text message」で、私などはこれまでずうっと「by e-mail 」で通してきたが、この機会に改めた方がよさそうだ。

 それから、MANという単語についても驚かされてしまった。MANは普通は名詞で、人とか男の人の意味で使われるが、動詞としての意味もあるのだと知って目から鱗だった。急いで、辞書をひっくり返して調べると、確かに「~に人を配置する」の意味もある。例えば、「展示会で私たちのブースを受け持ってくれないかしら?」という英文はWould you mind manning our booth at the trade show? でここではMANは動名詞として使われている。MANはこの文では「受け持つ」という意味で、注目すべきは「展示会」が日本でよく見かけるexhibitionではなくて、trade show が使われていることだ。(なにぶんテキストがないので)、最初はトゥレイショーと聞こえたが、その「トゥレイ」が何のことだかさっぱりわからなかった。だがネットで検索してようやく、トゥレイがtrade のことだと合点がいった。無駄な?時間をかけた分、もう絶対に忘れられない単語になった。

 まだまだ発見は続く。例えば、「さもないと、話の流れがわからなくなってしまうかもしれません」という英作文で、どうしようかと困ってしまうのが、「話の流れ」をどう表現しようかと言うことだ。話はまさか、storyでもないだろうと考えると余計に悩む。ここで私の稚拙な英作文を披露するわけも行かないので、模範解答をあげると話の流れは「train of thought」が一番自然な表現らしい。でも、ちょっと待って、trainってまさかあの train と思ったら、そうなのだった、あの列車の意味のお馴染みの単語だった。実を言うと、またもや私は「トゥレイン」という音しか認識できず、ネットで検索してみてもヒットせず、適当に目当てを付けて辞書で「train」を引いてみた。すると、最後の方に「続き、(観念などの)連続」と出ているのを見つけて、やっと納得できたのだった。参考までに、英文をあげておくと、Otherwize  I may well lose my train of thought. となる。

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