人生は旅

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手作りおやつの思い出

今週のお題「好きなおやつ」

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自分でおやつを作るのが楽しみ

 子供の頃、おやつを作るのが楽しみでした。と言っても簡単なものばかりなのですが、まず思い浮かぶのは、夏のデザートでハウス食品から出ていた「シャービック」です。テレビのCM でシャッシャッシャ、シャービック♬というメロディーが流れると胸がときめきました。牛乳に粉末を入れてかき回し、製氷皿に入れて冷やすだけなので子供でもできます。CMで見た通りのサイコロのような形で、今でいうアイスの実に似ていますが、もっともあれは円いので全くおなじでありません。早速、食べてみると「美味しい、練乳のような味がたまらなく美味しい!」。メロン、イチゴ、オレンジと3種類の味が楽しめて自分で作って食べられる、そう言うところが気に入っていたのです。あのCM の親子の楽しそうな姿とノリのいい音楽に惹きつけられて、思わず「シャッシャッシャッ~」と鼻歌を歌っていました。そんな楽しい夏もあったのだと今更ながら懐かしい!

 他には同じハウスから出ている「ゼリエース」があって、これはゼリーで寒天とは見かけは似ていますが味も食感も全く違いました。親が時々作ってくれる寒天ゼリーは正直あまり好きではなかったけど、この「ゼリエース」は上品な味がして美味しかったのを覚えています。あの頃食べたハウスの手作りシリーズで、今もスーパーにあるのは「フルーチェ」だけです。あの頃は今のようにはスーパーに美味しいデザートがなかった時代なので「フルーチェ」は画期的な食べ物でした。牛乳と混ぜるだけで美味しいスイーツがすぐにできてしまうのですから「魔法」のおやつです。でも今は、「フルーチェ」のことを気にかけることもなく、このおやつのお題で、「そういえば、以前はよく作って食べたなあ」と思いだす程度なのです。

一番美味しかったのはイチゴ

 学校から家に帰ってお腹が空いたけど何も食べるものがない時に作る、手作りおやつはパンケーキでした。でも実際はそんなシャレたものではなく、小麦粉を水と砂糖を加え、かきまぜたものをフライパで焼いただけの代物です。ホットケーキミックスでも何でもない、ただの小麦粉が美味しいのか?と思いますよね、でも当時は焼き立てのそれはホカホカで美味しかったのです。お腹を空かせた小学生が大人の真似事をして自分で作ったからこそ「美味しい!」と感じたかどうかは定かではありませんが。

 ただ、小麦粉と言うのは「何と優れものなのだ!」と感じたのはテレビ番組の「1カ月1万円生活」を見てからです。よいこの浜口さんが小麦粉と塩でだけでうどんを作るのですが、一口食べて「美味しい」と大声で叫ぶのです。それで自分でも試してみたら、想像していたよりも美味しかったのでびっくりしました。浜口さんのやり方は小麦粉をこねた後、生地を棒状にして沸かしたお湯の中に入れて煮るだけです。とぐろを巻いたような形になった「うどん」に思わず大笑いしました。

 最後に、手作りおやつではないのですが、子供の頃一番美味しかったおやつはイチゴでした。スーパーでは売っていないイチゴ、つまりいちご狩りのいちごで、自分の家のイチゴを飽きるほど食べたのです。小学校の帰りにいつもなら家に行く道を進むのに、あの日は畑になぜか足が向いてしまいました。ちょうど小腹が空いていたのか、それとも今が食べごろのイチゴのことで頭がいっぱいになっていたのか。「ねえ、イチゴの葉っぱを踏んじゃってるよ」と注意された覚えがあるので、一人ではなく友達と一緒だったみたいです。イチゴ畑を荒らし、完熟のイチゴを堪能した私は悪ぶれることもなく「イチゴ食べてきたよ」と家族に報告しました。それで怒られた記憶もないので、やはりイチゴ狩りは最高に楽しいのです。なのに大人になって一度も行ったことがないのはなぜなのか、謎です。

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