人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

世の中は動いているのに

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと

せめて一歩踏み出す準備をしたい

 資源回収に出すために古新聞を整理していたら、やたらチラシの量が多いことに気が付いた。そう言えば、コロナが流行してしばらくしたら、新聞からチラシが消えた時期があった。あの頃来る日も来る日も折込チラシが入ってこない日が続いて、世の中はテレビの報道の通り、全く回っていないのだと実感した。だいたいが必要不可欠なマスクすら手に入らなかったのだから、それだけ物がないのだ。流通経路が滞っていたのだからどうしようもない。そう考えると、現在では世の中はいつも通りコロナ前に戻ったかのように思える。ならば、私も以前の自分に戻りたい。だが、臆病で変化を嫌う私はそう急には身体も心も動かない。もう少し様子見をして、このまま現状維持を続けようかと思っていた矢先、星占いのアドバイスに触発された。

 以前にも書いた「来年のために今日からできる事を探して」というフレーズに何か大事なことを思い出したかのように動揺した。だから今年一年は来年のための準備期間にしようと決めた。具体的にはまずは海外旅行の再開だが、今年行くためには今からフライトを予約しなければならないが、さすがにそこまですぐには行動できない。だいたいが、どこに行くかも決められないし、コロナ前に行こうと思っていた中国はゼロコロナ政策で現実的にはまだ無理そうだからだ。それに行きたい気持ちを3年近くも抑えてきたために、海外旅行って私にとってそんなに必要かなあという疑問すら生まれてきている。実際に行くという行動に出るには時間が必要なのだ。世の中は以前と同じように回っているように見えても、ひとりひとりの事情は様々で考えていることも違う。

 果たして勇気を振り絞って旅行を計画するべきか、以前のように気楽に行っていいものかどうか迷っている。迷いがあるのなら、慎重にすべきだ。だから今年は旅行の準備程度に留めておくのが無難なのかなあと思う。いつも旅行の6カ月前から始めるのだが、その前に現地の言葉を勉強しておく。英語プラス現地の外国語の両方をできるだけ話せることが必須だ。英語と言えば、去年街を歩いていたら、何処からか、「俺、もう2年以上も英語を話していないんだよねえ」という嘆きが聞こえて来た。その言葉に敏感に反応した私がその声の方に目をやると、それは大学生らしきグループの中のひとりの若者だった。「そうなんだ、私もあなたと同じだよ」と心の中で呟いた。

 使う機会がないのだったら、やる必要ないよね、それって意味なくない!?というのがサボっている理由だった。実際コロナ前は毎日のように聴いていたNHKラジオ英会話を聞かなくなった。信じられないことに講師の先生の名前もすぐには思い出せない。それくらい今では過去の遺物に成り下がってしまった。情けないことに簡単な単語さえもすぐには出てこないのだから、英作文など到底不可能だ。こんな体たらくでは、海外旅行に行くこと自体、夢のまた夢で、行くことを躊躇してしまうのは当然だ。それどころか、自分は今までもう十分に行きたい所に行ったのだからこのままでいいのではなどと、とんでもないことをもうひとりの自分が言い出す始末だ。そう欲を出すな、現状で満足して、幸せを探せと説得にかかるのだった。

 だからまず自分を自分で行く気にさせるには英語の勉強の再開が不可欠だ。具体的には毎日NHKのラジオ英会話を聞いて、音に集中し、聞くだけでなく文字にして書いてみることだ。最初は戸惑うだろうが、そのうち慣れて毎日聞くことが楽しくなるに決まっている。そうなったら、きっと現地に行って話してみたくてどうしようもないほどの、やる気満々の体質の自分になれるだろう。と書いてみたが、果たしてめんどくさがり屋で、怠け者の自分にできるのだろうか。いずれにしろ、やるかやらないかは別にして、とりあえず今年の目標に掲げることにしよう。

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