人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

ひろゆきさんの実像

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無駄な努力とは?

 4月3日に書いたひろゆきさんの記事の続きを書きます。まだ言い足りないことがいっぱいあるからです。「無駄な努力はしないで報われる努力だけしろ!」というのが最も言いたいことだと理解できますが、では無駄な努力とは何でしょうか。例えばステイタスとしてのお金持ちになろうとすることです。具体的には、小学校の頃お受験をしたことがあるとか、ファーストクラスに乗ったことがあるとか、家にサッカーができるくらい広い庭があるとかです。これはあくまでひろゆきさんがお金持ちに対して抱くイメージですが。この3つの中で個人的には、「ファーストクラスに乗る」というのが一番わかりやすい自分との差だと思うのです。庶民は普通はエコノミークラスで20万円くらいの席に乗りますから、35万円のビジネスに憧れてもファーストクラスに乗りたいとは思いません。

 それから、ひろゆきさんがお金持ちの象徴としてあげる物は「エッグスタンド」です。そうです、あの卵をのせるだけのためにある道具です。それが自分の家にあるかどうかで社会でのステイタスが決まってしまうというのです。でもよく考えてみたら、「エッグスタンドなんかいらなくない?」という思考に落ち着いたそうです。昔金持ちだった家は今も金持ちのことが多いそうで、代々富はたいした波乱もなく続くのだと悟ったそうです。だから無理やりにお金持ちになろうと努力するような、「無駄な努力はするな」と指摘しています。

優先順位とは何か

 この本の中で最も強調しているのは「優先順位の確立」です。自分にとっての今最も不可欠なものは何なのか、優先させるべき事項は何なのかをはっきりと知る必要があるのです。ある大学のゼミで行われた「壺と岩の話」はネットでも話題になったそうですが、残念ながら私は知りませんでした。テーブルに壺、大きめの岩、砂、水が置かれています。壺にそれぞれを入れていくのですが、その時入れていく順番を考えないと後で大変です。砂や水を先に入れてしまうと、岩を入れるスペースが残っていません。つまり、岩を先に入れないと後悔する、つまり、ここでは岩が優先順位の第一位で最重要事項なのです。なにが「優先事項」かを判断するのは、「これは修復可能か?」を考えて見ればわかるのだそうです。ちなみにひろゆきさんにとっての最優先事項は睡眠だそうです。これには納得で、睡眠は貯めておく置くことができないし、心身の健康に関わる大切なことだからです。

ゲーム感覚で楽しく仕事を

 ひろゆきさんは、最小の努力で最短に結果を出すのを目標としています。「努力はあまりしたくない」と公言していますが、大学生の時には様々なアルバイトをしました。ピザの宅配、携帯電話の電話応対、チラシ配りなどで、どこに行っても褒められたそうです。なぜか、それはすべてゲーム感覚で楽しみながら仕事をしていたら、知らず知らずのうちに効率のある働き方ができていただけなのです。例えば、ピザ屋では普通は1時間に3軒配達できるところを5軒配達した。携帯電話会社ではいろいろな人と話ができて楽しかった。時にはクレーマーと呼ばれるお客もいたが人生勉強と考えれば問題なかった。チラシ配りは、地図を見ながら知らない場所を探検するような気持ちでミッションを遂行している気分になったとか。「努力はしたくない」と言いながら、はた目には、世間的には「努力している」と見えてしまうひろゆきさんには脱帽するしかありません。

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