人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

ICレコーダーが限界にきた

目覚ましの音が鳴らなくなった

 今朝私は寝坊をした。まさか、まさかのICレコーダーから、NHK第一のニュースが聞こえなかったからだ。いつも2つのICレコーダーをセットし、最初は5時10分、次は5時15分に鳴るようにしていた。いくら私がネボスケでも、二段階認証のごとく、目覚ましをかければ、安心だと今までずうっと信じて来たのに、ついにその日が来た。その日とは、今活躍しているICレコーダーの引退で、近頃はやたらと電池がすぐなくなるとは気づいていた。だが、それがなぜ今なのか、と歎いてみても始まらない。手っ取り早く現実を受け入れた方が身のためである。

 念のため、オンタイマーをリセットし、目覚ましが鳴るかどうかを確かめる。確かに鳴ることは鳴るが、音量が24なのに何とも優しい音で、これでは目覚ましとしては役に立たない。因みに最大音量の30にしてみるが、普通なら耳をつんざくばかりの大音量のはずなのに、全然平気だ。明らかに音が出なくなっている、要するに寿命なのは明かだ。今朝布団の中でもうすぐICレコーダーが鳴るはずと思っていたら、寝過ごしてしまった。家人に「どうしたの?」と呆れられる始末で、なんとも体裁が悪かった。

 いつも、NHKラジオの「大谷選手が移籍第一号のホームランを打ちました」との最新ニュースや、「雨雲が本州付近に向かって移動中です」などの天気予報を聞きながら、目覚める習慣になっているのに、今朝は何も聞えなかった。慌てて起き上がってみたものの、暫しぽかんとして動けなかった。何も考えられなかった。いつものルーティンが狂ってしまったおかげで、今日はトイレと台所の床掃除はサボった。やりたいが時間がないので、まあ、良しとしよう。

 さて、問題はICレコーダーをどうしようかということで、まだ使えるなら、騙し騙し使い倒そうと思った。当然明日も頑張ってもらわないといけないので、音量を最大の30に設定しておく。今晩からはICレコーダーを枕元に置いて一緒に寝ることにする。音量が低いとなると、NHKの語学番組がちゃんと録れているかどうかが凄く気になった。幸い大丈夫なようだが、それも時間の問題で早急に新しい物を買った方がいいことは言うまでもない。ICレコーダーを二つ買わなければならないとなると、二つで3万円ほどの出費である。

 ふと、今あるICレコーダーはいったいどのくらい使っているのだろうと気になった。過去にNHKの語学番組を録ったマイクロSDカードを取り出して、調べてみた。すると、一番古い期日のものは2016年の10月3日から11月25日となっていた。2016年と言えば、今から8年前ということだ。何でも電気機器は10年持てばいいと思っていたが、それはあくまで理想で、普通は8年も経てば、ガタが来て当たり前だ。私が愛用しているICレコーダーにもついにその時がやってきたて、それが今なのだった。これからはどんどんその機能が衰えて来て、やがては録音ができなくなるかもしれない。そうなったら元も子もないので、すぐにでも買いに行きたい。だが、今の私には大事な用事があってすぐには行けそうもない。

 大事な用とは、眼科での視野検査の予約のことだ。昨年9月に右目が炎症を起こして検査した結果、左目の神経が普通の人よりも薄い部分があることがわかった。それの何が問題かというと、緑内障のリスクが大きいということで、年に何回かの定期検査が必要だと先生から言われた。視野検査は両目の視界がちゃんと開けているか調べる検査で、20分にも及ぶので、疲れてしまう。もちろん時々休憩は挟むのだが、何しろずうっと集中力を必要とするので、私などは想像しただけで逃げ出したくなる。ただ、目が見えなくなると考えるだけで、もう絶望感が半端なく襲ってくるので、嫌でも受け入れるしかない。

 ICレコーダーの話に戻ると、買ってから8年にもなるので、最近はどういう機種になっているかもさっぱりわからない。まずはネットで検索してみてから、ビッグカメラに買いに行くとしよう。

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