人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

LED照明器具が壊れた?

突然の出来事に呆然、だが幸いにも点灯して安堵

 昨日の朝、いつものようにICレコーダーの目覚ましで布団から起き上がって、照明器具の紐を引っ張った。カチッと音は鳴るが、肝心の電気が点かない。あれ?おかしいなあ、と思って 何度もやってみるが、電気は点かないままだ。しびれを切らして、立ち上がり、またカチッ、カチッとひもを引っ張ってみて初めて、LEDの蛍光灯が切れたのではないかという考えに行きついた。でも、ちょっと待って欲しい、LEDというのは半永久的なもので、それが切れるなんてことはあり得ないことだった。部屋の照明器具は買った時たしかペンダント型と箱に書かれていて、かれこれ10年以上も使っている。まさかそれを取り替える時期がまさに今だなんてことがあるだろうか。

 あれこれ考えてみるが、どうにも納得がいかない。こんな時はいつだって頼りになるのはネットの検索機能で、早速「LED 寿命」と入力して、結果を待った。すると、LEDにもちゃんと寿命があることが分かり、その予兆としては、普段の明るさより少し暗いと感じることがあるそうだ。考えてみると、私の場合は、何も目立った変化は感じなかった。まさにそれは突然で、降って湧いたようなアクシデントに他ならなかった。ネットの画面を見ると、LED電球の画像が幾つもでているが、肝心のLED蛍光灯は見つけられそうもない。でも多くの画像の中で一つだけ蛍光灯が出ていて、価格は1580円とあった。それで、照明器具ごと取り換えるという頭しかなかった私は、蛍光灯を取り替えるという選択肢もあるのかと気付いた。

 だが、LED照明器具の蛍光灯はいくつものネジで取り付けられているので、取り換えるのは容易ではないことは見た目で十分わかる。朝の忙しい時間なので、そんなにLEDに構ってはいられない。やるべきことを済ませて後、電気のスイッチを一応切っておかなきゃと思った。私の部屋の壁には電気のスイッチが付いているが、普段はそれを使っていなくて、いつもオンにしていて、照明器具についている金具の紐にリボンをつけて使っていた。要するに、スイッチはいつも付けっ放しの状態で、そんなことをたいして意識もせずに使っていたのだが、その時初めて、スイッチをオフにした。すると、信じられないことに、電気が一瞬点灯してすぐに消えた。あれ?と思った私は、先ほど見た現象を確かめようと、スイッチをオンにしてみた。すると、何たることか、ちゃんと電気は点くのだ。

 だが、果たして、この電気が点くという状態がいつまで続くのか甚だ不安になった。このままではとてもおちおち寝てはいられない。今でしょう!とばかりにLEDが切れるのを今か今かと楽しみに待つ気にはなれない。その日はいつか訪れるのは間違いないが、またもや朝方だったり、夜中だったとしたら、真っ暗闇でオロオロしてしまうのは間違いない。

 となると、いつでもLEDが切れてもいいように、保険を掛けなければならない。つまり、その時のために万全に準備をする必要があった。近所のディスカウントショップのオリンピアにLDEの蛍光灯を買いに走った。店内をくまなく見て回ったが、探しているLEDは見当たらない。どう見ても普通の丸い蛍光灯しかないようだ。少し躊躇したが、店内で忙しそうに梱包作業をしている店員に聞いてみた。すると、驚くべき答えが返って来た。「うちはLEDの蛍光灯は置いていないんですよ。その理由はLEDは一個、4,5千円もして、高すぎるからです。だから、器具を丸ごと変える方がお得なんですよ」

 その取り換える器具にしても、私が今使っている天井から吊り下げるペンダント型ではなくて、天井にピタリと張り付いたようなシーリング型を勧められた。勧めると言っても、どうやらもうそれしか選択肢がないようで、店の天井からは2つのペンダント型のLED照明器具が吊り下げられてはいるが、そこには両方とも「在庫切れ」のタグが付いていた。現実にはもう手に入らないと諦めた方がいいのだ。昔買ったものを何年も使っている間に世の中はどんどん進んでいた。ましてや照明器具などは壊れなければ買う機会もそうあるわけではない。シーリング型しかないとなれば、その瞬間に買うかどうか決めるのは難しかった。現状維持しかない。というわけで、点灯の際には部屋のスイッチだけを使うことにして、そのまま使い続けることに決めた。

 

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