まさかの不具合にオロオロ、こんな時頼れるのはネット
これまで使っていたiphoneが後１年ほどでサポートを終了すると、ワイモバイルから連絡が来た。その時はあと１年もあるから慌てて買い替える必要はないと思っていた。だが、昨今は何かと思いもよらない変化に見舞われて、なんだか落ち着かない。毎年４月は値上げの季節だとはわかってはいるが、今年はいつもとは状況が違うようだ。電気料金もこれから先どんどん上がっていくし、食料品も例外ではない。小麦がダメなら米を食べればいいのではなんて言ってはいられない。先行き不透明なので、もちろんコロナでどうなるか分からないとは承知してはいたが、どうやら最近はこの状況に変な意味で慣れていた。だが、それに追い打ちをかけるように、さらに経済的な打撃をうけることになるだなんて、誰が想像できただろうか。そんなこんなで、私はそわそわして落ち着かなくなった。どうせ新しい機種に買い替えなければならないなら、”今でしょう”となった。
それで、今使っているiphone を買った都心の店に行くことにした。そこはディスカウントショップの中にあるワイモバイルの店舗？で、カウンターがいっぱいあって、どこに行ったらいいのか私などにはさっぱり分からない。SOFTBANKだのDoCoMoだのと会社名が並んでいて、忙しそうに歩き回る店員やお客さんでごった返していた。たしか、以前は会社ごとに分けられていて、もっとわかりやすかったはずなのだが。前日に来店予約をしておいたので、すぐに担当者がやってきて応対してくれた。開口一番言われたのは、こちらではデータ移行の手続きは一切できないと言うことだった。これには参ってしまった。料金を払えば、当然やってもらえると思っていたから、途方に暮れた。
その時はわからなかったのだが、新しい機種に買い替えても、古い方の機種のデータは見ることができるのだ。以前ipadを解約したときは一切データを見ることができなかったが、iphoneの場合はそうではないらしい。データは見ることができないが、“圏外”と表示されて繋がらないだけだ。店員が”一切使えないですよ、それでもいいですか？”と念を押したのはそういうことだった。もっともここで私の言うデータというのは連絡先一覧のことなのだが。店員の言う意味が分からない私は連絡先の住所が消えたなら困ると思って「また出直してきます」と言って帰ってきてしまった。家に帰った私がやったことはパソコンで連絡先一覧を作ることだった。今から思うと、なんだか可笑しくなるが、知らないと言うことはバカみたいなことなのだ。
後日、再度ショップを訪れた私はまたもや”一切古い機種は使えなくなりますよ”と何度も念を押されて了解した。店員に新しい機種は何がいいですかと聞かれて、今使っているのよりも画面が大きい物が欲しいと即答した。それならiphone se かアクオスのどちらかだが、使いやすいのは前者だと言う。そう言われたらもう考える余地はない。iphone se を買うことにしたが、問題は故障した時どうするかだった。店員に故障の時はアップルのサポートセンターに相談するように言われたが、その時は気にもしなかった。まさか買ったばかりのiphone が故障するなんて誰も夢にも思わないだろう。
新しいiPhoneは最初のうちはサクサクと動いていた。でも数日経つと、インターネットでの検索がうまく行かなくなった。サイトのアイコンをクリックすると、「サーバーが応答を拒否しています」と表示される。さて、これは困った。こんなとき頼りになるのはいつだってネットの情報だ。パソコンで検索してみると、「他のサイトは閲覧できますか」とあって、もしそうなら何らかの不具合で繋がらないだけのようだ。Googleは繋がるが、Yahooはダメだった。こんな時の対処法は少し待ってから、再度やってみるしかないらしいが、はっきり言ってこれでは埒が明かない。
さらに検索すると、エンジニアが疑問に答えてくれるテクニカルサポートのサイトを見つけた。よくある質問を順に見てみると、「そんなときはSIMカードを抜いて、再度入れて・・・」というアドバイスがあった。それで思い出した、以前iphoneの画面が突然真っ暗になって、いつまで経っても開けなかったことを。これはやっぱり故障か！都心のサポートセンターにわざわざ行かなければならないのか！（その時はまだ携帯ショップの店舗内にあったが、現在はもう無い）。何とか行かずに済む方法はないものか？たしかその時もネットに助けを求めて、SIMカードのことを知った。書いてある通りにやってみたら、なんと嘘のように治った。そして、今回もまたおかげで何とかなった。感謝しかない。
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