インターネットができないので、ショップに行くことに
昨日の朝iPhoneで検索しようとしたら、信じられないことにまたサイトが見れない。先月に機種変更してからこれで何回目だろう。ざっと数えるだけでも４，５回はおかしくなっている。しようがないので、iPhoneの箱からピンを取り出して、SIMカードがはいっている小さなケースを開ける。毎回やっているようにSIMカードを入れ直す。そうすると嘘のように繋がるようになるのだが、正直これからもこんな生活が続くのかと思うとうんざりする。面倒だがもうこのままにしておくことはできない。ショップに行かなければならないが、iPhoneを買った時に店員に言われた言葉を思い出した。「故障の時はアップルのカスタマーセンターの方でお願いします」
そうかあそこはただiPhoneを売るだけで終わりで、その先の後のことまでは関知しないらしい。その時はただぼんやりと店員のいう言葉をぼんやり聞いていただけだった。まさかこんなに早く故障する？とは夢にも思いもしなかったし、他人事だった。それでも一応はあそこで買ったのだからと、相談に行くのが筋と来店予約をすることにする。サイトを見ると、当日はもう無理で、一番早くて翌日の１１時だった。できるだけ早く何とかしたい、今までのもやもやから解放されたいのが本心だが、焦らず待つことにした。実は歩いて１５分のところにもワイモバイルの店があるのだが、そこには行きたくなかった。その理由は店員の態度がそっけなく、なんだか雰囲気が良くないことだ。
以前機種変更をしようと思って、偶然通りかかったので寄ってみたことがあった。その時店の中でお客に対応していたのは一人だけで、他の店員は暇そうにしていた。その様子を見て、今なら話を聞いてもらえるのではと「予約がなければだめですか」と聞いてみた。すると返ってきたのは意外にも「今日はもう予約でいっぱいです」だった。店員は私にそれだけ言うとカウンターの方に戻っていった。こんな時他に何か言ってくれてもよさそうなのにと思ったが、私には関心がないらしい。とにかくここでは買う気にはなれなかった。
近くにあるのに利用できないのも不便なだが、こちらにも選ぶ権利がある。できるだけ気持ちよく買い物をしたいと思って、わざわざ遠い都心の店を利用することにした。昨日の話に戻ると、翌日まで待つことにしたわけなのだが、ふと「今なら予約なしで来店できます」という看板が頭の中を行ったり来たりし始めた。それは都心に行く途中にあるソフトバンクのショップでワイモバイルも扱っていた。あそこはどうだろうか。あそこなら今すぐにでも行けるのではという期待感がモクモクと湧いてきた。一応サイトにアクセスして、来店予約を見てみる。なんと今からでも大丈夫なので１時間後の時間を予約しておく。
歩いて３５分のソフトバンクのショップに着くと、「２時に予約した○○です」と出て来た店員に告げる。案内されたのは椅子が置いてある店の奥にある一角で、「ここで少しお待ちください」と言われる。そこには先客がいて、若い男性が携帯をいじりながら順番を待っていた。だが、その人は予約なしの人だったようで、「すみませんが、予約の方が入ってしまいましたので、30分ほど後に来店してもらえますか」と言われていた。つまり、順番としてはその男性が先なのに、私が予約しておいたと言うだけで後回しになってしまったのだ。なんだかとても申しわけないことをしてしまった気がしたが、その可能性も想定した上で予約をしたのだ。「いつでも来店OKですよ」というのは、すぐに応対してもらえるということではなくて、少しは待つことも前提での話なのだ。
私の場合はできるだけ待ち時間を短縮したいので、予約なしでもいいかとは思ったが、一応しておくかなどという軽い気持ちでサイトを見ただけのこと。ただ、もしあの看板がなかったら、あの店に果たして行っただろうか。その点であの看板の「今なら予約なしで来店できます」という看板は私の背中を押してくれた。ショップに行くまでは修理に出すことになったら、どうしようなどとあれやこれや想像していた。だがそんな心配は杞憂に終わった。店員によると、買ったばかりのiPhoneに問題があるとは思えないので、SIMカードの不具合に間違いない。SIMカードを新しいものに交換してくれるという。それも無料で！「今後また問題が起こったら、その時はまた考えましょう」
あちらも当然商売なので、ソフトバンクの商品の「おうちでんき」も勧められたが、無下には断れない。その場は「家に帰って検討してみます」と適当に切り抜けた。iPhoneのことしか考えられなかったからなのだが、自分はなんて幸運なのだろうと嬉しくなった。
mikonacolon
