人生は旅

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語学の勉強をサボる

今週のお題「サボる」

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マドリードにある J. グラッセスによるロンゴリア館。NHKまいにちスペイン語テキストから。

気が付いたら、語学の勉強を全くしていなくて

 正直言って、昨日から頭が痛くて不調です。薬を飲んだらよくなったのですが、夜中に頭痛がして目が覚めてしまいました。それでも布団の中で雨音を聞いていたら落ち着いてきました。いつも通り散歩に行こうと外に出たら、なんだか爽快な気分になり、「やっぱり外はいいなあ」と実感しました。早速、歩きながら「サボる」について考えてみました。思えば、ドラマや映画では学校や仕事をサボると必ず何か面白いことが起こって、そこから物語が始まります。見たこともない世界を見せられたり、感じたこともない気持ちにさせられたりします。だからたまには「サボって」気分転換してみてもいいのではないだろうか、そんな風にも思えてきます。

 気分転換したいなら、いつも通り過ぎている曲がり角を曲がってみたり、あるいは一つ手前の駅で降りてみたりすればいいのかもしれません。でもふと思うことはあってもどれだけの人が実際に行動するでしょうか。なかなか難しいのです。

 「サボる」のは「やめる」のを回避するための一つの手段ではないかとも思えてきます。本当のところはやめたいと思っているのに現実にはできないので、自分の本音を誤魔化すためにサボるのです。そんなことをしても現実は何も変わらないのですが、自分の心に折り合いをつけられるので十分なのです。感情の爆発を防ぐためにも臨機応変に「サボる」ことは有効な手段だと言えます。「サボる」くらいならやめた方がいいという考えは極論でしかないのかもしれません。

 私の場合の目下の「サボる」は語学の勉強で、旅行に行くという目標が無いのでやる気が出ません。目の前にニンジンがぶら下がっていないと走れない馬のように、怠け者の私のやる気は燃え上がらないのです。コロナが流行してからもうかれこれ1年半になります。新聞には立派な専門家の方々のご意見が載っており、いつだって旅行の需要が爆発する日は近いなどと仰っております。ワクチン接種が進めばその日は必ず来ると太鼓判を押しておられるのですが、どう考えてもそれを鵜呑みにするわけにも行きません。

 今の私はNHKのまいにち中国語をBGMのように聞くだけで、以前のように手を動かして勉強することもなくなりました。でも毎朝ラジオから聞こえて来る出演者3人の楽しそうな語らいには元気を貰っているのです。8月のある日の課題は中国語で「誕生日おめでとう」を言おうというものでした。そしたら俳優である劉くんがアカペラでそれを歌ってくれました。普段からいい声だと思っていましたが、講師の丸尾先生が「こんなしびれる誕生日おめでとうは聞いたことがない」と感激していました。俳優で声優でミュージカルでも活躍している劉くんですが、宴会でやる一芸について聞かれると意外な答えが返ってきました。それは早口言葉で、やって見せて(聞かせて)くれたのですが、あまりにも早すぎてチンプンカンプンで何が何だかわかりませんでした。演劇学院の時にかなり練習したせいか、とても自信があるようでした。

 一方の劉セイラさんは中国に帰ったときなどに、親類の集まりなどで「声優やって!」などと言われることが多いそうです。それがセイラさんにとっては実は一番嫌なことで、苦手なことで、いつも困ってしまうのです。なぜかというと、何をやっていいのかわからなくて、日本語でやっていいのか、中国語でやっていいのかさえも迷ってしまうからです。これには意外で驚きました。声優さんなので歌の一つも披露して拍手喝采を浴びるのものと想像していたからです。

 そいう言えば、最近はNHKの大西先生の英会話も聞かなくなりました。ICレコーダーで録音だけはしているのでいつでも聞けるから余計に聞かないのです。でも今まで聞いていて良かったと思うことが一つありました。それは「サボる」って英語でなんていうんだっけ?とふと思った時、講師の大西先生の言葉を思い出したのです。「サボる」は英語でskipでした。

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