人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

聞けば聞くほど発見がある中国語講座

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▲モスクワから飛行機で8時間あまりに位置するカムチャッカ半島NHKまいにちロシア語9月号から。

劉セイラさんの想像以上の才能に圧倒されて

 NHKの毎日中国語講座を聞いていて、昨日また新しい発見をしてしまいました。それは番組のホストを務める劉セイラさんが声優のみならず歌も歌える人だと知ってしまったからでした。もちろん、最初からバイリンガルの声優で漫画家でもあることはわかっていました。それにテキストに載っている写真のセイラさんはチャイナドレスを着ていてまるで女優さんかなにかのようでした。今どきの声優さんは綺麗で可愛いい人が多いから、まあ当然かぐらいにしか思っていなかったんです。テレビの番組でいえばMC的な役割を卒なくこなし、丸尾先生のダメ出しにも動揺することなく何事もなくその場を収めていたのです。

 テキストの終りにある視聴者のお便りには、「セイラさんは面白い人ですね。僕はすっかりセイラさんのファンになってしまいました」と小学生の男の子が感想をよせていました。でもセイラさんはただの明るくて元気で面白い人ではありませんでした。昨日のトークの話題は今までで一番印象に残っている誕生日についてでした。セイラさんの場合は2~3年前に自分が主催したライブで餃子を参加者に振る舞ったのが忘れられない誕生日の出来事だそうです。自分の故郷の餃子の美味しさをなんとか皆に知って欲しくてライブをやったわけなのですが、実際はセイラさんの歌が主役であることは間違いありません。

 そこで丸尾先生が「声優で漫画家で歌も歌えるなんて凄い!」とセイラさんのことを絶賛したのです。セイラさんは北京出身であることから、「それなら北京ダックはよく食べるのですか」と先生からステレオタイプ的な質問を受けたことがありましたくらでも美味しい物がありますからと答えました。それはクレープでセイラさんの一番のお気に入りでした。クレープと言えば、台湾に行った時に駅の中にタンピンという日本でいうとお好み焼きのような物を売る店がありました。買って食べて見ましたが、残念ながら私の口には合いませんでした。そのことで思い出すのは駅の一角で3~4人のトルコ系の女性たちが平然と座り込んでいた光景です。彼女たちは人目を気にすることなく袋から豆のようなものを出して食べていました。「この人達はいったい何者?」と一瞬思ったのですが、友だちに声をかけられたらすぐに忘れてしまいました。

 そう言えば、中国では朝ごはんは外で食べる人が多いとか、それも豆乳のようなものが人気があると聞いたことがあります。日本でいうお粥のようなものかとばかり思っていたら違いました。最近知ったのですが、中国では西域の影響からか米よりも小麦の生産が盛んなようです。日本経済新聞で連載が始まった小説「ふりさけみれば」の著者である安部龍太郎さんの旅行記を読んで目から鱗でした。どうりで中国ドラマで屋台で売られているのは肉まんのような万頭か、あるいはうどんのような麺ばかりなのがうなづけます。その麺も平たくて名古屋のきしめんよりも幅が広いピャンピャン麺という名前で、食べて見ると絶品だそうです。

 中国のことを知りたければどうしたらいいか、それには本屋に行って中国の旅行のガイドブックを漁って見てもどうにもなりません。ネットで検索してみてもいまいち実感が湧いてきません。そう言う点において、セイラさんと劉くんの生の声が聞けるこの番組は私にとって貴重と言えます。以前番組の中でセイラさんは一番好きな街について聞かれると、迷わず天津をあげました。天津はお父さんが生まれ育った街で日本でいうと大阪みたいな場所で、漫才発祥の地でもあります。誰もが息を吸うように冗談を言い合うようなそんな雰囲気に溢れた街だそうです。では、セイラさんはそんな天津の何が一番好きなのか、それは朝ごはんで、他のどこよりもヴァリエーションに富んでいて美味しいのです。北京から新幹線で1時間もかからないので、機会があればぜひ朝ごはんを食べに行って欲しい、とセイラさんは声を大にして勧めていました。

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