人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

朝のNHKラジオと不可解なカップル

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皆さんはどこかに出かけましたか?

 今日いつものように目覚まし代わりのラジオが鳴りました。I CレコーダーでNHKの第一放送を5時半少し前にセットしているのです。寝ぼけ眼で外に行く支度をしていると、ラジオの声の主は昨日ある発見をしてとてもいい経験をしたというのです。それはあまり行ったことがなかった有名な公園に行ってきた話で、都心の真っただ中にありながらその静けさに驚かされたとのことです。都心の中の広大な土地の公園の中には芝生がひろがり、珍しい熱帯の植物がある植物園もあって飽きることがなかった。こんなに楽しめるとは思ってもいなかったと予想外の結果にとても満足しているのです。

 「なにも遠くに行かなくても近場でリフレッシュできるのですよ」と声の主が言いたいのはわかります。でもコロナで心にブレーキをかけられた状態では誰もが「もう我慢も限界」なのです。そこでこの何か月ぶりかの気分転換がとてつもなく魅力的なものに思えてしまうのも無理はないのです。まあ、それはそれでいいのですが、次の発言には少しイラっとしてしまったのです。「皆さんはどこかに行かれましたか?」この何でもないありきたりな質問は普通なら素通りしてなんとも思いません。しかし今の状況では、「今それを聞くわけ?人が集まるところを避けなきゃいけないのに」と私などは違和感を感じてしまったのです。

飛んでもカップルに遭遇

 朝から何やら変だなあと思ったら、散歩の帰りに奇妙な若いカップルに遭遇してしまいました。日曜日ということもあって、いいえ、最近は皆さん曜日に関係なく走ったり歩いたりしているのです。なのに今日に限って誰も来ないのでどうしようか困ってしまいました。ふと見ると、前を歩いているふたりのうちの女性の方が道端にうずくまって動こうとしません。あれ、どうしたんだろうと様子を覗っていると、連れの男性がなんとか女性を起こして歩かせようとしています。大丈夫そうだと安心していると、明らかに千鳥足で左右にふらふらと歩きだしたのです。それでも何とか進んでくれるので私との距離は十分とれています。

 女性は酔っぱらっている?だけで、介抱してくれる人もいて命の危険はなさそうですところが、しばらく男性に支えられて歩いていたのですが、突然うずくまり、なんと大の字に寝てしまったのです。私は女性の行動に驚いてしばし呆然としてしまいました。こんな場面に遭遇したらいったいどうすればいいのか。ふと見ると、連れの男性は女性の行動を心配する素振りもなく、普通に話しかけているようです。男性に悲壮感はないのですが放っておいていいのだろうか。「大丈夫ですか?」と声をかけるべきなのか迷いました。すると反対側から歩いてきた人が驚いて近づいてきました。声をかけているようですが、こんな時は救急車を呼ぶべきなのか、あるいはタクシーでいいのか。どうにも私には判断できないのです。

 そういえば、以前よりあのピーポーピーポーという音を聞く機会が少なくなった気がします。お年寄りが転んだからとか、酔っぱらって歩けなくなったからと、気軽にすぐ救急車を呼んでしまう人もいたのです。知人は「救急車はタクシーじゃありません」と叱られてしまっこともあったそうです。でもタクシーが捕まらないからこそ苦肉の策でわざと救急車を呼んだのです、本当に心配して。今のようなコロナの時代では到底考えらえない話ですが。

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