人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

パリでの日程、やっと決まる

ルーブルの近くにデパート、パン屋、ユニクロ!?

 飛行機のフライトが夜便なのをけろりと忘れ、パリでの最初のホテルを2泊も予約してしまったことは既に書いた。そのため、リュクサンブール公園の近くに決めたホテルも、バスの21番線の路線図ももう用済みになってしまった。それで、注目したのが、サンジェルマンデプレ界隈で、そこには有名な教会のすぐ側にバス停があり、そこからはモンパルナスにも、北駅にも行けて何かと好都合だった。ただ問題はホテル代の高さで、すでにリーズナブルな値段のホテルは満室だった。まあ、2カ月前ともなれば、仕方ないのだが、ここは妥協が必要だった。宿泊サイトで見つけたホテルは2泊分に相当する値段だったが、口コミの評価は8以上だったし、紹介ページに載せられている部屋の写真もなんだか良さそうだった。そうなったら、躊躇している場合ではないので、そこを予約した。

 でも、少し考えてみたら、そのホテルはバス停から、少し離れていた。口コミでは、周りには飲食店が多数あり、どこに行くにも便利なホテル、だと評価されていたが、地下鉄を利用しない私にはメリットがなかった。パリでの日程が、事実上、一日減ったようなものなので、背に腹は代えられない、時間の方が大切だった。少しでも気になると、たちまち不安になる私は、またホテルを探し始めた。今度はもっとバス停に近いホテルがないかどうか、検索するが容易には見つからない。でも、サンジェルマン大通りではなく、脇道に入って、少し行くと、バス停から歩いて、10分はかからない距離にあるホテルを見つけた。Googleの航空写真でも確かめたが、絶対迷わない場所だったので、即決した。

 なぜ、そんなにバス停にこだわるのかと言うと、現地に着いたら、すぐに下見をしなければならないからだ。例えば、今回はパリに宿泊した後、ユーロスターでロンドンに行く予定になっている。そのためバスの39番線で北駅に下見に行く必要があった。それと、ロンドンから戻って来たら、パリで一泊してスペインのサンセバスティアンに行くことになっている。そのため、モンパルナス駅にも95番線に乗って下見に行く必要があった。もっともこちらの駅は何度も利用しているので、問題はないと思うが、油断は禁物で、やはり念には念を入れないと。それから、パリでの2番めの宿泊先のホテルの下見もしなければならないが、こっちはセーヌ川を目指して、まっすぐ突き進み、セーヌ河畔にでる。右に曲がって、川沿いを歩き、ポン・ヌフ橋を渡ったところにあるホテルだ。そのホテルを選んだ決め手は、なんと言ってもその立地で、自慢にもならないが、今まででもっともルーブルに近いホテルだった。

 このホテルの名は通りの名にちなんで、ホテル・リヴォリで、こんな場所にあるのだから、おそらく店などないに違いないと思ったら大間違いだった。普通の地図なんかじゃ、そこに何があるかなんてわからない。その点で、Googleの航空写真は一線を画していて、まさに上空から現地を見下ろしている感じで、見ているだけで楽しい。老舗デパートのサマリテーヌがある。ここはなんと、16年もの歳月を経てようやく2021年に再開されたというから、驚かざるを得ない。日本と違って、古い物を大切にするフランスらしさが伝わって来る。あれ~?、近くに何やら大きくて白い三角形の建物が見えて来た。これは何?と思ったら、UNIQLOと書かれていたので、ええ~!あのユニクロっと仰天した。一体ユニクロはいつからあったのだろうか、今まで、ルーブルにばかり視線が行って、この界隈に足を踏み入れたことがないし、また興味もなかった。それに、目と鼻の先には○○〇ブーランジェリーと書かれていて、つまり、パン屋さんがある。デパートでは買い物はしないだろうが、サマリテーヌの最上階にある、金箔に包まれたフレスコ画には大いに興味がそそられる。ぜひ、写真に撮って帰り、ブログに載せたいものだ。

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