今週のお題「急に寒いやん」
やっと、寒さに立ち向かう準備できました
暑い、暑い、と歎きながらも何とかここまで生きてきましたが、最近、気のせいか、いや確実に季節は秋を飛び越えて、冬へと向かっているようです。正直に言うと、例年のように、このまま暑い日がずうっと続くと勝手に思っていました。それに、以前の天気予報でも、１０月ぐらいまでは気温は高めと予想されていましたから、衣替えの心配なんて、頭の隅にもありませんでした。現在進行形の異常な暑さに立ち向かうのが精いっぱいで、今後の展開がどうなるかなんて考える余裕はありませんでした。
ところが、９月も終わろうとしているある日、いつものように寝ていたら、夜中に急に寒さを感じて飛び起きました。普段は暑いので、タオルケットなんて、足元の置いてあるだけで、かけようなんて気にはなりません。でも、その時はとりあえず、役にもたないとばかりと思っていたタオルケットを身体に巻き付けて寒さを凌ぐしかありませんでした。要するに、急な寒さに不意打ちを食らって、ジタバタし、そのままじっと我慢していたんです。暖かい毛布も、キルティングのパジャマも、何もかもが、すぐに出せる場所にはないのですから。とりあえず、少しの時間はそのままでいよう、でも、必ず押入れから出して、ついでに衣替えもしようと決心しました。
自然の変化に容赦なく翻弄され、押し入れをひっくり返さんばかりに衣替えをしました。でも、冬ものと言っても、程度があって、とりあえず、長袖のシャツや厚めの靴下、薄手のジャケットを出しました。急に寒くなったおかげで、身近に秋ではなくて、冬を感じ、「また、寒さと闘うのか」」と少しうんざりしてしまいました。今から身構えていては、この先身が持ちません。当面は一日のうちでの気温の寒暖差をやりすごさなければなりません。そうはいっても、うまくやるとなるとそう簡単にはいきません。少し油断すると、必ず鼻水が出たり、喉が痛くなってしまうからです。それでも、ここ数年は本格的な風邪とは無縁でした。
衣替えと言うと、近くにある女子高の制服が思い浮かびます。そう言えば、昨年あたりは、というか、ここ数年は１０月に入っても半袖の子が多かった気がします。それが最近見かけたら、やはり長袖の子が大半で、半袖の子を見つけるのが難しいくらいです。皆、急な寒さに内心は慌てふためき、衣替えをしたのだと推察します。
私はと言えば、衣替えをしてやっと、なぜ急に寒くなるの？と言わんばかりの戸惑いを頭から追い出すことができました。どうかなりそうな、いや本当にどうかなってしまったのですが、永遠に終わりそうもない暑さに、手も足もでなかったのに、それなのに、寒いと感じたら、あの暑さが懐かしくなるだなんて。何とも複雑な気持ちでいっぱいになりました。ただ、この夏は予期せぬことが起こりました。暑いだけで済んだらよかったのですが、ある日突然、顔が洗えなくなりました。右のおでこと目の周りがズキズキして、触れると痛いからです。普段から滅多に頭が痛いとかがない私はすぐに鏡で右目を見てみましたが、赤くなっているわけでもなく、別に異常もありませんでした。
それでも、痛くて気になってしようがないので、眼科を受診しました。すると、何と目の奥が炎症を起こしていると先生に言われて、仰天しました。それが忘れもしない９月の初めでしたが、今もまだ通院は続いていて、一日３回の目薬は欠かせません。目の奥の炎症が強すぎて、目薬を急にやめてしまうと、ぶり返す恐れがあるからです。思いもよらない災難と言えば災難とも言えますが、こんなこともなければ、眼科なんて無縁のはずです。実際に、私も眼科は約１０年ぶりでした。でも、そこで思いもよらないある事実を知ることになりました。それは、「４０代以上の２０人にひとりは緑内障で、しかも自覚症状が出たときにはすでに視野が半分欠けているんです」という先生の言葉でした。現時点では、目薬を差すしか対処法がないそうです。
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