人生は旅

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コロナでラグビー選手がボランティア

 

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ラグビー選手が医師や看護師として活躍

 昨日の新聞に、世界のラグビーの代表選手やOBが自ら新型コロナウイルス撲滅のためボランティア活動に精を出しているという記事が載っていました。試合や練習ができないなかで、SNSに動画をアップしたりして人々を激励するのは誰もがしていることです。でも選手自ら医療現場に行って現場のスタッフを手伝うなんて考えられないことです。感染するかもしれないという不安を感じながら、それでも「自分に今できること」を精力的にこなしています。驚くべきことに彼らはラグビー選手であると同時に医師や看護師、療法士といった医療従事者でもあったのです。特に医者の資格を持っている代表選手が多いのには目から鱗です。

 以前、ラグビー日本代表のある選手が医者を目指しているというだけでも、「すごい!」とその意外性にびっくりしたばかりでした。でも、世界はもっと先を行っていて、ラグビーだけやっているのではないのですね。「医療従事者がたまたまラグビーが好きでやっていたら、国の代表になってしまった」というような羨ましいとしか言えない余裕が感じられます。そして彼らには「自分さえよければいい」という意識は微塵もないのも確かなのです。

代表選手が運転手として患者を搬送

 ラグビーイタリア代表のムバンダ選手は医療用のマスクとゴーグルを身につけ、緊急車両の運転手のボランティアをしています。コロナの患者を病院に搬送するのですが、正直いって「とても怖い」と本音を語っています。それでも、感染者数が世界第3位で死者数も2万人を超えた母国のためにできることを考えたら、今の活動をせざるを得ないのだといいます。なんでもいい、自分でもできることで国に貢献したいという気持ちがものすごく強いのです。身体が資本のアスリートが、自分が健康であるうちはできる限りのことをして医療従事者を手助けしたいと決意を語っています。

 またウエールズ代表のロブ・エバンス選手はツイッターに買い物代行のメッセージを投稿しました。「高齢者の方でもどなたでも人手が必要な方はお知らせください。練習が休みなのでお手伝いします」。トップ選手が次々とこのような声を上げて買い物が難しくなった人々を助けようと支援活動を始めています。こういった活動は正直言って全くの予想外で、日本人にはそういう発想が乏しいような気がします。私自身も、「こんな身近で些細なことでいいんだ」と改めて納得しました。

 話は変わって、感染者数が2千人を超えた東京都に住む友人によると、たしか3月末に異変を知らせる光景を見たというのです。それは駅近くにあるレンタカー会社の営業所が建て壊されている場面を目撃したことです。考えてみれば「移動」がダメなのですから誰も車を借りようとしません。そうなると、レンタカーは必要ないのでしょう。休日になると列ができた映画館も2月から閉まったままで、通りかかる人が「もうつぶれちゃうんじゃない」と囁く声も聴かれます。そんなことになったら、2本立てで1200円とお得だったのに残念と友達は嘆いています。

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