人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

節分の日の「鬼は外」

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過去を忘れて新しい自分になる

昨日の朝日新聞の朝刊の「声VOICE」のコーナーに「みんなで語ろう 鬼は外」をテーマに原稿を募集するお知らせが載っていました。だから投稿はしないけれど、自分なりの「鬼は外」と追い払ってしまいたいモノは何かを考えてみようと思います。思えば、私は自分の過去の体験、例えば親友だと思っていた子が実は自分のことを親友だとは思っていなかったこと、そういう思い出したくもない過去を追い払って生きてきたわけです。今でこそ平気で言えますが当時は相当に悩んでいたわけです。高校を卒業してそれぞれの道を歩き出していました。だから毎日会えるわけではないので友情が続かないのもやむを得ないことかもしれません。あちらは就職して新しい出会いもあって、私のことなど眼中になかったのでしょう。偶然、買い物中に街で会ったこともあるのですが、それっきりで二人で会って話したこともないのです。こちらから家に電話すれば留守だし、携帯電話なんてない時代ですから連絡の取りようがないのです。仕事で忙しいのでしょうが、向こうから電話してくれないので自分から電話するしかありません。つまり、もはや彼女にとっては話をする話題がないのです。それから、何回か電話してるときに、あちらの家の人に酔っぱらったような声で電話に出られてしまい、それから怖くなってもう電話をかける気にはなりませんでした。高校時代はあんなに仲が良かったのにと思ったのは、ただの思い過ごしだったとしか言いようがないのです。あの頃は毎日同じ空間に居て同じ話題を共有できたので、仲間意識が芽生えてそれを友情だと勘違いしていたのかもしれません。だから高校を卒業してもこのままいい関係が続くものと思い込んでいたのです。久しぶりに思い出したくないことを思い出してしましました。今を生きるのみ、悪いことや嫌なことは心から追い出す

もし、誰かが自分の悪口をいうのを聞いてしまったら、誰だっていやな気持ちになりますよね。その場だけでなく、そのあとも、いいえ、一日中嫌な気持ちで過ごさなければならないかもしれません。できるだけ忘れるようにしても、振り払っても振り払っても、まだ頭から消えてくれなくて悩んでしまうのです。AKBのプロデュースで有名な作詞家の秋元康さんは、「僕の悪口を言った人がそんなことをすっかり忘れて楽しく過ごしているとします。それなのに僕が嫌な気持ちをまだ引きずっているとしたら、実に不愉快で腹が立ちます。だからこそすぐに忘れるようにしているんです」とある雑誌に書いておられました。秋元さんの考え方は本当に理路整然としていて共感できる考えかただと思うのです。

私自身は、過ぎたことはすべて忘れるようにして、昔のように反省しないように努力しています。夜家に帰ってから、昼間あったことをくどくどと思い出さないようにして、それでもふと心に思い浮かぶことがあるとすぐに追い払うようにしています。どうしてもダメな時は、好きな中国ドラマを見て他のものに気をそらして、その場をやりすごすことにしています。厳しい現実を生き抜くには、気分転換のためにもちょっとした「現実逃避」も必要なのかもしれません。

 

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