人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

夏休み

今週のお題「夏休み」

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スロヴァキアの絵葉書

 

羨ましい外国のバカンス

夏休みと言えば、日本ではやはりお盆休みが思い浮かびます。ふつうは8月13日から15日までで、みんなが一斉に移動するので毎年新幹線など公共交通機関が混雑します。外国ではバカンスの季節ですが、日本人にとっては羨ましくなるほどの長い休みが取れます。あちらの人はバカンスのために毎日働いているのだ、とよく言われます。たとえば、フランスの場合は年に5週間の休暇が義務づけられており、夏に3週間、冬に2週間と決まっているそうです。以前聞いていたNHKのフランス語応用編のビジネスのスキットで初めて知りました。フランス人女性のアナベルがよりよい職を求めて面接を受ける場面がありました。そこでは日本よりもずうっと厳しい採用基準があって驚いた覚えがあります。ヨーロッパは陸続きなのでさまざまな言語に対応しなければなりません。それで、母国語のフランス語を含めた3か国語ができることが最低条件なのです。特にお隣の貿易大国であるドイツと取引するためのドイツ語、それから意外にもロシアとの関係が密接でロシア語の能力が求められます。でも考えてみれば、ヨーロッパの人は小さい頃から多言語の世界に慣れ親しんでいるので普通に5か国語を話す人も珍しくはありません。

ヒッチハイクでスペインへ

たとえば、ドイツの青春小説に出てくる主人公は、高校を落第してしまい、失意のどん底にいる少女です。彼女は気分転換に夏休みにスペインの友達の家まで旅をすることにしました。当然、お金はあまりないのでヒッチハイクで行こうと決めました。最初に出会ったドライバーの人はドイツ語が通じないらしいので、英語で話をしてフランス国境まで連れていってもらいます。それからは別のドライバーとフランス語でやりとりし、楽しい時間を過ごしてなんとかスペインまでたどり着きます。学校の勉強ができるかどうかに関係なく、言葉は必要な場面に使えてこそ価値があるだと思います。学校を落第してしまった彼女だって、3か国語ペラペラなのですから本当にスゴイです。

キャンピングカーでアメリカ大陸を回る

以前見たドラマで高校生ふたりが仕事をしながら、キャンピングカーでアメリカ大陸を旅するというお話があります。ふたりはあるハンバーガーチェーンの夏休み特別プログラムに応募して、自分たちの計画書が選ばれました。そのプログラムではキャンピングカーで移動しながら行く先のハンバーガー店で働きます。そしてそこでの経験をレポートに書いて提出します。ふたりがこのプログラムに応募したのは、長い夏休みを有意義なものにしたかったし、お金がかからないところがよかったそうです。働きながら旅が出来て、いろいろな経験ができて一石二鳥のプログラムというわけです。

最後に余談ですが、語学番組で、ドイツ語の先生がパートナー男女の二人に「夏休みはやはりどこかにいきますよね」と尋ねたのです。そしたら男性が「キャンプに行きました」と答えました。それでバカンスなのだから、キャンプもありなんだ、と納得しました。でもその後に女性が「家にいました」と答えたので、だれもがバカンスにいくわけでもないかもしれないと気づきました。

 

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