人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

スーパーマーケットとサービス

f:id:mikonacolon:20181102121028j:plain

スーパーの配達サービスが低下

 先日、いつも行くスーパーで買ったものを袋に詰めていたら、張り紙がしてあったので何だろうと思って見てみたのです。そしたら、配達希望のお客さんへのお願いだったのです。張り紙にはこう書かれてありました。『配達を希望されるお客様は、お買い上げになった商品をそれぞれ魚類、肉類、冷凍製品、その他の商品ときちんと分けて袋に詰めてください。そのまま配達できるようにご準備をお願いします。なお、詰める袋はご自身でご用意ください』。「何なのこれ、ここまでやらせるわけ?」と正直思ってしまいました。つまり、今まで自分たちでやっていたことを、お客さんに強制しているではありませんか。

 道理でいつも配達を希望するかごで一杯にだった棚はすっからかんで何もありません。だいたい配達を希望する方はいっぱい買うから届けて欲しいのですから、はっきり言って面倒ですよね。いつも配達サービスを使っている人はどう感じたのでしょうか。黙って従うか、それとも別の店に行くか、個人によって意見は分かれそうです。ただ、問題なのは近所に歩いて行けるスーパーが他にないことです。それもあってか、スーパー側としてはここまでするのですから、サービスの合理化をしたいのです。レジ袋の有料化の時は皆さん割とすんなりと受け入れていたように思います。新聞やテレビのニュースでプラスチックごみの問題が話題になっているため環境に対する意識が高くなっているためです。

サービスの合理化を考える

 まさかとは思いますが、コロナウイルスの影響でサービスの合理化を考えたのではと、勘繰りたくもなってしまいます。人手を省くため、できることはお客さんにやってもらおうと考えるのは自然なことかもしれません。

 この店と系列が同じ隣の地区のスーパーでは、商品を詰めた後の空のかごをお客さんが入り口まで持って行き、返してから帰ります。従業員が片付けなくてもお客さん自ら元に戻してくれる仕組みなので仕事が減ります。今まではレジのすぐ横にかごが積んであったので、詰めた後はすぐに近くの置き場に返せばよかったのです。でもその後従業員がたまったかごを入り口まで運んで行って、時には積み上げる作業があったようです。私も何度かやっているところを目撃しましたが、今はもうその作業は必要ありません。お客さんにやってもらう仕組みを作ったからです。

欧米ではなぜ手を拭かないの?

 サービスと言えば、なぜ欧米では、食事の前にお絞りなどの手を拭くサービスがないのでしょうか。今まで当たり前でそれが普通だと思ってやっていたことが危険な行為だったとわかって戸惑いが隠せません。テレビのニュースで、イタリアやフランスのコロナウイルスの感染が拡大しているのは手を洗う習慣がないからかもとある専門家が指摘していました。あちらの人達は日本人に比べるとレストランなどでも食事の前に手を拭いたりする習慣はありません。そもそもお絞りとか濡れた紙の手拭きみたいなものは見たことがありません。

 初めてイタリアに行ったときは、お絞りや手拭きがないことに違和感を感じつつも”郷に入らば郷に従え”と思うことにしました。改めて考えるとかなり問題のある行為ですが、意識の高い人は自分で濡れティッシュを用意していましたよ。今回の感染拡大の教訓から大いに学んで、意識改革が進めばヨーロッパも変わっていくと期待したいです。

mikonacolon