人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

スーパーの店員さんに感謝

今週のお題「感謝したいこと」

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スーパーにバッグを置き忘れて

 数か月前、私はやらかしてしまいました。買い物したものを詰める台にバッグを置き忘れてしまったのです。考え事でもしていたのか、それともボ~っとしていただけなのか。とにかく全く気付かずに店を出て歩き出したのです。それでも歩きながら何か変だとは気づいていたのです。何かおかしいなあと思ったら、自分の手にバッグがない!スワ、大変です、あれにはお金もカードも何もかもが入っているのですから。それにカギがないと家に入れない!どうしよう!と心が大きく揺れました。最悪の事態を予想して不幸のどん底に突き落とされましたが、そう思いながらも私の足は必死になってスーパーに急いでいるのです。すぐに「大丈夫、運のいい私にそんな不幸は起こるはずがない」と開き直りました。

 スーパーに駆け込んで、店員さんに「バッグの忘れ物はありませんでしたか?」と尋ねました。店員さんの答えを聞くまで、もうドキドキしていました。すると「ありましたよ」との声がして、明らかにその顔にはホッとしたような笑顔が!どうやらバッグを忘れるような失態をやらかした、私のような者のことを心配してくれていたらしいのです。大事なものを平気で忘れる、そんな人はどう考えても認知症か、あるいはどうかしている人としか考えられないでしょう。正直言って、自分でも情けないのですから。「傘を置き忘れるようにバッグを忘れるなんて」と少しへこんでいましたが、今ではケロリと忘れて立ち直ることができました。私のバッグを見つけてくださった方と店員さんに感謝したいと思います。

店員さんに「ありがとう」は必要か

 スーパーで思い出すのは、以前NHKフランス語講座を聞いていた時のことです。番組の中での講師の先生とパートナーのフランス人女性の会話で、スーパーマーケットのことが話題に上りました。先生が「なぜ、スーパーで店員にありがとうと言うのですか?」と不思議に思っていることを聞きました。すると女性は「人に何かして貰ったらお礼を言うのは当たり前のことだから」というのです。つまり、フランスではそれが常識なので、日本でも普段から「ありがとう」というのを忘れないそうです。とは言っても、あの人達はそれが仕事なのだからお礼は必要ないのでは?と考えるのが私たち日本人のステレオタイプな考え方です。確かに日本ではスーパーで店員さんに「ありがとう」と言う人はあまりいないし、たまにはいるのですが少し違和感を抱いてしまうこともあります。外国に行ったら自然に言える「ありがとう」も日本だと何か照れ臭く感じてしまうのはなぜなのか。日本独特の文化の中で生活しているせいなのか。

 それから、外国のスーパーに行って気になりませんでしたか、レジの人がみんな椅子に座っていることに!外国では、イタリアでもフランスでもスイスでもみんな店員さんは座って仕事をしています。何ら仕事に支障はないようです。なぜ日本だけ立ちっぱなしなのか、どうにもわかりません。ある日何気なくテレビを見ていたら、このことについてある評論家が発言していました。「スーパーで店員が立っているのは日本独特の文化なのです」だなんて、わけがわからないようなことを。

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