人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

グウィネス・パルトローの美しさが光る

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ふたりの女性を愛する

ホアキン・フェニックスグウィネス・パルトローの2大スターが共演した「トゥー・ラヴァーズ」を見ました。ホアキン・フェニックスが主人公のレナードを演じています。彼はクリーニング店を営む両親から一人の女性サンドラを紹介されます。彼女は今度合併することになっている仕事関係の経営者の娘です。両親は息子の将来が心配で何かと気をもんでいるのです。レナードは数年前に愛する女性から捨てられた過去があり、何度も自殺未遂を図っているからです。彼はサンドラに会って心優しい彼女に安らぎを覚えます。でも一方で心は同じアパートに住む美人のミッシェルにときめいてしますのです。金髪が輝いているミッシェルをグウィネス・パルトローが演じていてとても魅力的です。彼女から誘われると嬉しくてどこでもついて行ってしまいます。彼の部屋からちょうど彼女の部屋の窓が見えるのです。だから彼はいつも彼女の姿を見て、彼女のことを感じることができるのです。

ミッシェルの不倫の恋を知る

レナードの心は正直で、ミッシェルに妻子ある上司と道ならぬ関係であることを知らされてがっかりしてしまいます。やってられないとやけになってみたものの、彼女に助けを求められると断れないのです。その一方で、両親に言われて彼を訪ねて来たサンドラに「愛してる」と告白してしまうのです。「あなたは私に関心がないのでしょう」と悲しそうな顔で言われてしまったからで、それを否定するために関係を持ってしまいます。彼にとってはサンドラも捨てがたい女性で悲しませたくないようなのです。

ミッシェルは上司との不毛の関係に疲れ果てて、いつも薬を使っているらしくそんな自分が嫌いです。だから「私はあなたが思っているような女じゃない」と彼に自分の気持ちをぶつけるのです。彼は彼女が体調を崩して助けを求めてくると、病院に付き添ったりして世話を焼いてしまいます。

二人で旅立つ約束をする

妻子と別れてくれない上司に愛想をつかしたミッシェルに、レナードは初めて自分の気持ちを告白して彼女を口説くのです。そして、二人でサンフランシスコに旅立つ約束をするのですが、遅れて現れた彼女は一緒には行けないというのです。なぜなら上司が自分のために妻子と別れてくれたから彼とは行けないのだと。彼女のために持っているお金のすべて使って指輪まで買ったのに、新しくやり直すはずだったのにすべてが無駄になって彼の希望がしぼんでしまいました。傷心の彼の足は海へと向かって、気が付くと足元に指輪の包みが落ちていました。なにかを決意したかのように指輪の箱を拾い上げると、新年のパーティが開かれている家に戻ります。何事もなかったかのようにサンドラに指輪を差し出すと、彼のサプライズにサンドラは感激し大喜びです。

母の無償の愛は素晴らしい

レナードはミッシェルの心変わりで絶望を味わいますが、すぐに考え直してまだ自分にはサンドラがいるのだと気づきます。そして、それが絶望の中にいる彼の希望となったのではないでしょうか。考えてみれば、一時は捨てようとしていた女性なのに幸せにできたし、両親や多くの人を嘆き悲しませようとしていたのに、誰も傷つけずに丸く収まりました。それにしても、レナードのお母さんは素晴らしい人です、息子の計画に気付いていながら、「あなたが幸せならそれでいい」と止めようとしませんでした。「あなたが何をしようと愛する息子に変わりはない」と息子を応援するのです。

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