人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

4年ぶりに都心に行ってみたら

 

ICレコーダーの進化に目を見張った

 昨日久しぶりにコロナ以前はしょっちゅう行っていた都心の繁華街に出かけた。忘れもしない4年前の3月の初旬に行って以来、ずうっと足が遠退いていた。当時はどうしたらいいのかと絶望し、本気で困り果てていたのに、人間とは勝手なもので、行かなくても何とかなるものである。あんなに悲嘆にくれていたにも関わらず、すっかり忘れて気にもしなかったのに、今は行く用事ができた。だから、仕方なくと言うか、行かなければ、私が抱えている問題が解決しないから、行く必要があった、それだけの事だった。

 その問題とは、海外旅行の行き先をウィーンと決めたせいで、ドイツ語が必要になった。そのため2023年の前期のNHKのドイツ語テキストを買ったのだが、その4月号と5月号だけは売り切れていて、手に入らなかった。それで日本を代表するあの大規模書店ならひょっとしたらあるかもしれない、という微かな望みを抱いて、都心に行こうとした。たいして、期待もしていなくて、無かったとしても、ガッカリするレベルではなかったが、幸運にもあったと言うことは私は本当についている人間だ。

 それに海外旅行のためのガイドブックも欲しかった。近所にある書店や、少し離れた中規模書店にも、さらに歩いて45分の大規模書店にも最新版が置いていなかった。もちろんあれば買ったのだが、こちらは意外にも品ぞろえが悪くてがっかりした。私が求めるウィーンやポーランドのガイドブックは古いものしかなくて、今度の旅行にはあまり役に立ちそうもない。先日ネットで検索したら、ポーランド政府観光局では申し込めば、観光資料をレターパックで郵送してくれると言うから、それを利用してみるつもりだ。とにかく、できるだけ多くの情報を集める事が何より重要だ。正直言って、今のところはドイツ語の勉強に熱中していて、まだ具体的なことは何も考えていない。

 それから、もう一つの問題は今使っているICレコーダーが呆れるくらい、電池の減りが早いことだ。遅かれ早かれ、新しい物を買わなければならないのはわかってはいるが、それはさておき、今気になるのはマイクロSDカードのことだ。あと半年は何とかなりそうだが、ギリギリの容量なのは言うまでもない。この際新しいカードを買っておかなきゃともうひとりの自分に急き立てられるようにして、ビックカメラの売り場に買いに行った。売り場に行って驚いたのは、連休の真っただ中になのに、どう見てもお客の数よりも、暇そうにしている店員がやたらと目立つことだった。店員の多さに違和感を抱き、気まずさをひしひしと感じながらも、目的のSDカードをレジに持って行き、代金を払った。ついでに気になっていたICレコーダーの売り場を尋ねると、4階だと教えてくれる。

 その時の私はちょっと見るだけのつもりだったが、ICレコーダーがずらっと並んでいる棚を見て仰天した。なぜかと言うと、それらすべてが私が今持っているものより、はるかに軽く、見た目もスリムになっていたからだ。因みに私が今使っている機種は充電するためのクレードルが付いている、8年前くらいに買ったものだ。実を言うと、少し前にネットで見たときは確かそう言う古いタイプの物もあったはずなので、もしも買うならまた同じ物と決めていた。だが、家に帰ってネットで検索してみたら、もうどこにも古いタイプは見つけられなかった。要するに、時代に合わせると言うか、変化が嫌いでもなんでも、新しい機種に馴染むべく奮闘するしかないのである。昨日は戸惑いのあまり、買おうと言う決断には至らなかったものの、そう遠くない未来に、近々買わなければならないことは目に見えている。

 散々愛用したICレコーダーを見限るのはなんだか寂しいような気もするが、これも時の流れかと納得するしかない。実を言うと、私には7月に実家の法事で帰省する予定があって、何日か家を留守にしなければならない。その間にNHKの語学番組を録ってくれる相棒がどうしても必要なので、やはり、ICレコーダーの新機種を買う必要がある。

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