人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

コロナの薬代が3万円!

信じられない高額な費用に仰天

 新聞に載っている読者からの投稿はいつも私に気づきを与えてくれ、当事者でしか知りえない情報を入手する絶好の機会になっている。先日も『コロナ薬の負担重すぎ』というタイトルの記事を読んで、唖然とした。それは埼玉県戸田市の柳田章さんの投稿で、4月1日に病院に行ったら、新型コロナだと診断されたという。念のため、インフルエンザとコロナの検査を受けたら、コロナの陽性反応が出て、びっくり仰天した。さらに、処方箋を貰い、薬局に行ったら、ラブゲリオなどの薬代が約3万円かかると聞かされて、二度ビックリ。薬局の人に「支払えますか」と心配される有様だった。

 柳田さんが言いたいのは、ニュースなどで、4月からコロナが5類に分類されることはわかってはいたが、これほどの高額だとは露も思わなかったということ。これでは高齢者や年金生活者にとっては手も足も出ないわけで、適切な処置を受けるためのお金を支払えないのだから、諦めるしか選択肢がないということ。考えてみると、なにも、彼等に限ったことではなく、富裕層でない私たち皆に降りかかってくる忌々しき問題だ。今では皆がまるでコロナのことを忘れ、もう終わったことだと認識しているようだが、運悪く、もし自分がコロナに罹りでもしたら、まるで落とし落ちたような気分気分になるだろう。

 私にしたって、今でもマスクは手放せないが、コロナは他人事だとばかり思っていた。要するに、気を付けていれば、人込みでマスクを着用していれば、絶対に罹ることはないだろうなどと過信している。なので、ニュースで4月から自己負担が増すと言われても、たいして切迫感はなかった。もし自分がコロナに罹ったら、いったいいくら費用が掛かるかだなんて、想像すらしなかった。だが、今回柳田さんの貴重な御意見を読んで、「へえ~、コロナに罹るとこんなに薬代がかかるんだ!」と真相を知ることができた。まさに油断大敵である。別に油断していなくても、コロナに罹るときは罹るのだから、どうしようもない。これからは今まで同様に、感染対策に努め、なおかつそれなりの覚悟が必要だとつくづく思う。

 もしも、この先高熱でも出て、というのは熱でも出ない限り私は病院には行きたくないからだが、病院に行く際には、最低4万円ぐらいは用意しなければならない。というのは、インフルエンザかコロナか判断するのに検査が必要で、私は過去にインフルエンザの検査しかしたことはないが、それでも4千円かかった。因みにインフルエンザの予防注射もそれと同額の費用だったので、こんなつらい思いをするのなら、毎年予防注射をする方がましだと考えていた。インフルエンザに加えて、コロナの検査もするとなれば、より費用は増して、一万円くらい無いと不安だ。さらに、コロナと診断されたら、薬局で約3万円の支払いが必要となれば、やはり4万円は持たないと心許ない。

 柳田さんの投稿記事を読んでいて、気づいたのだが、「風邪のような症状のため、近くの開業医を受診した」と書かれている。つまり、この文章から察すると、柳田さんは軽い風邪でも、気軽に医者に行くタイプの方だとお見受けする。それだからこそ、コロナと診断されて、青天の霹靂のような思いをされたのだろう。このことから、今のコロナは、以前誰かが嘘ぶいていたかのような、”軽い風邪”のような症状に進化してきているのだということがわかる。私自身は、頭が痛いとか喉が少し痛い、とか身体がだるく節々が痛いとかというようなときには、市販の風邪薬を飲んでそれで済ませている。だいたいがそれ以上大事にならずに症状が改善するので、それで良しとしているが、もしかしたら、知らず知らずのうちにコロナに罹っていたかもしれないと思うとぞっとする。

 近頃はテレビや新聞等でもコロナに関連した情報はさっぱり聞かないので、本当のところはいったいどうなっているのか知る由もなかった。柳田さんの投稿のおかげで、今の新型コロナの実態を知ることができて本当に有難かった。

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