人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

髪の毛がさっぱり

今週のお題「最近あった3つのいいこと」

 

最近あった3つのいいこと

 一つ目は昨日美容院で髪を切って来たので、髪の毛がさっぱりして気持ちがいいこと。お盆に義姉のミチコさんのところに行くので、髪を切ることは私にとってはその前の儀式みたいなものだ。どこか遠くへ行くとき、例えば、海外旅行に行く前になると、美容院で髪を切るのが習慣になった。最初はたぶん髪が長いと何かと手入れが面倒だからみたいな理由だったと思う。それがいつしか、お出かけの合図というか、準備の項目の一つになった。一口に美容院と言っても様々だが、最近は街中にカットの店が増えてきた。低料金でササさっと手早くやってもらえて、安い所は1500程度で切って貰える。

 私が昨日行ったのはショッピングモールの中にあって、しかも隣はスーパーという好立地な場所にあるカットの店だ。その名も”simple cut" でなるほどと単純に頷いてしまった。その店の前に行列ができているのを何度も見て、それを横目にスーパーで買い物をした。私もいつか、行こう、行こうと思いながら時が過ぎて行ったが、やっとその時が来た。店の人に「どうしますか?」と聞かれて「15㎝ぐらいお願いします」と言ったら、「そんなにバッサリ切っていいんですか?」と驚かれた。それで、「ぎりぎり後ろで結べますよね」と確かめると、「何とか大丈夫ですよ」と言ってくれたのでほっとした。

 美容院より安い上に早く済むのだが、最初は抵抗があった。でも慣れるとこちらの方が楽でいい。美容院は何かと話しかけられて、黙っているわけにもいかないし、何よりもブローが長い。髪の毛を整える意味でも一生懸命美容師さんはやってくれるのだが,こちらはそれが辛い。私の直毛の髪の毛を何とか感じよく内巻きにしようと熱心なのだ。実を言うと、昨日初めてあの店に行って髪を切った。他の店に比べると、仕事は本当にシンプルでこだわりと言うものがないようだった。私が髪の毛を切って貰っている間に、隣の席では男の人がふたりも終わっていた。ひとりは頭に髪の毛が少なめのおじさんで、もうひとりは「五分刈りでお願い」とリクエストした男性だった。正直言って、その速さに仰天してしまった。

 私の担当の美容師さんは髪の毛を15cm切り終わると、すぐにドライヤーをかけ始めた。髪の毛を整えるためだというが、「あれ、その前に毛先を揃えないのかなあ」とふと思った。その後で、ササッと後ろの髪を切り揃えたら、あっけなく終わりだった。なんだかいつもより手間が省かれている感は否めない。だが、この店の名前はsimple cut  なのだから、看板に偽りはないようだ。

 二つ目は街を歩いていて、何やら暗闇で元気に動いている可愛いものを発見したこと。私はその日人混みの中にいて、ちょうど前に乳母車を押しているカップルがいた。その乳母車には日よけが掛かっていて、おそらく赤ん坊が寝かされているのだが姿は見えなかった。何気なく前を見ると、前方に何やらせわしなく動く小さなものに気付いた。その生き物は日陰になっている乳母車の中にいるらしい。ようく見るとそれは赤ん坊の足で、バタバタと、動くわ動くわ、忙しい。その足は信じられないくらい小さくて、この世に生まれてそうは経ってはいないようだった。よく赤ん坊の手のことを紅葉に例えるが、あの足は何と形容したらいいのかすぐには思いつかない。私は生命力に満ち溢れている赤ん坊の足にくぎ付けになってしまった。昨今は少子化が社会問題になっているが、コロナ禍にあっても、子供を持とうとする人は少なくない。それは明日への希望でもある。

 三つめは食べ物のことで、お気に入りのスイーツが新発売されたこと。近所にあるスーパーで見つけたのは、生クリームどら焼きで、私の大好きな生クリームがドーンと入っている。あんこと一緒に生クリームの滑らかさも同時に味わえるのが嬉しい限りだ。どら焼きの皮のホワンホワンとした感触も気に入っている。

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