人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

Netflixを見始めたら楽しくなってきた

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 先日Netflixに登録した経緯を書いた。U-NEXTもHuluも試してみて、あとは噂のNetflixしかなくなったからだった。でもオリジナル作品と海外ドラマが主で、私の好きな中華ドラマはメニューにはないとばかり思っていた。だが、特に探したわけでもないのに、あっさりと見つかった。それは以前BSイレブンやBSトゥエルビでやっていた「エイラク」の続編のようなドラマだった。出演者は「エイラク」とほぼ同じだが、今度はエイラクの娘が主役で母親と同様気性が恐ろしく激しく、できれば敬遠したい人物だ。ドラマの題名は「金華枝葉~王妃にふさわしき者は」で、Netflixのオリジナルだそうだ。最初は「なんだか良さそうな気がする」とワクワクして見始めて、今見ているのは4話目だが、ずうっと女同士の子供じみたいざこざを見せつけられてきた。ヒロインの皇女の幼馴染の男性が何やら企んでいる気配はするが、まだまだこれからどうなるかはわからない。それでドキドキするならそれはそれでいいのだが、問題はその中身で婚約者の親王を巡る恋の駆け引きや嫌がらせに明け暮れている場面が多いことだ。

 確かに最初は何が起きるのだろうと興味津々で、我慢して見ていた。だが、こうも話が進まず、これから面白くなるだろう兆しもないとなると、これはもうここらで辞めておいた方がいいのではないかと言う気にもなって来る。読書に限らず、映画やドラマも冒頭から人を惹きつけずにはおかないような何かが欲しい。それに、世間で高い評価を受けている作品も、自分が見て退屈に思えてしまうことも多々あることは否めない。それは自分が物事の道理がわからず、上っ面しか見れない人間なのだから仕方がないのかもしれないが、事実なのだからそれはそれでいい。

 考えてみると、今まで「もうちょっとだけ」と我慢してみたドラマは、やっぱりどこまで見ても、最後まで見てもどうにもならなかった。友だちに言わせると、「時間の無駄だったね」である。そんな経験から、これは考えた方がいいのではともう一人の私が囁いている。どうしたものか、というより次は何を見ればいいのだろう、そんなことを考えながら、パソコンのスタート画面にあるNetflixのアイコンをクリックした。すると、いきなりアニメが始まって、お風呂らしき場所に居る金髪で筋肉隆々のマッチョな男性の何やら困惑した様子が見えた。どうやらものすごく喉が渇いているらしい。「喉が渇いたなら、ほれ、これでも飲んでみな!」隣に立っている人の好さそうなおじさんが昔懐かしいフルーツ牛乳を男性に差し出した。

 だが男性はもしかしたら毒でも入っているのではと疑心暗鬼になって、喉から手が出るほど欲しいのだがすぐには手が出ない。するとおじさんが自ら飲んでみてくれた。それを見て安心したのか、男性は一口飲んでみて、天にも昇るような衝撃を受けてしまった。今まで生きてきて味わったことのない美味しさで、フルーツが空から降ってきて、牛乳の海に放り込まれ、いい感じに溶け合って、絶妙なハーモニーを奏でていた。えらい勢いで飲むものだから、親切なおじさんは「よかったら、もう1本飲むかい?」と栓を抜いてくれる。こんなたわいもない?シーンに私は引き込まれ、これはいったい何?とタイトルを見たら、「テルマエ・ロマエ」だった。この題名の漫画は有名だから以前から知ってはいたが、特に興味もなかった。でも実際に少しさわりを見てみると、なんだか面白そうだ。気分次第では、いつか近いうちに視聴してしまうだろう。

 こんなふうにNetflixを視聴するときは、最初に必ず何かのドラマのコマーシャル映像が流れる。こういうアプローチはU-NEXTにもHuluにもなかった戦略だ。「こんな作品もありますけど、いかがですか」と絶えず視聴者の好奇心をくすぐって飽きさせない。つまり、視聴者に「もう見るものは無くなったから、やめようか」などとは思わせないのだ。

 

mikonacolon