人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

引き籠っている間に進むレジ袋有料化

今週のお題「外のことがわからない」

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サンクトペテルブルクにある土産物屋の有料のレジ袋

紳士服店もレジ袋有料化!

 もう前からスーパーのレジ袋有料化についてはわかっていました。遅かれ早かれコンビニもそうなるだろうと感じていました。そしたら7月1日から有料化ということで「やっぱりね」と納得し、これで道路にコンビニの袋が落ちているなんてこともなくなります。街も以前よりは綺麗になります。でもその先はどうなるかまではわからなかったのです、あの張り紙を見るまでは。昨日の朝、散歩に行き、いつものように交差点のところで信号を待っていました。そしたら、誰でも知っている紳士服の量販店の店先になにか張り紙が貼ってありました。何かなあと思って読んでみると、そこには7月1日からビニール袋5円、紙袋10円頂きますと書いてありました。正直言って、衣料品までエコバッグが必要なの!?と驚きましたが、冷静に考えてみれば当然のことです。以前からレジ袋は要らないのではと感じていたのです。確かにその時はあれば便利なのですが、すぐに要らなくなります。どうせごみになるくらいなら最初からないほうが諦めがつくと思うのです。これからはエコバッグ持参で買い物に行くことになります。これもコロナには直接関係ありませんが、いわゆる新常識ですね。

 衣料品店にエコバッグを持って買い物に行くのは、クリーニング店に洗濯物を取りに行くような感覚です。私が利用している店は袋を提供しない分だけ料金がお得になっています。実をいうと引き取りに行く際に紳士服の量販店の紙袋を使っていて、とても便利でした。あの手の大きさの袋は他の店では貰えないので重宝していたのです。あれが1枚10円とは、値段が高いのか安いのかは個人の価値観によりますが、ゴミ削減には役立ちそうです。

ドイツはトランクスも生で

 興味深い報告が新聞に載っていました。ドイツの衣料品店である男性がトランクスを買おうとレジに並びました。普通なら店員はそれをビニールの袋に入れてくれるはずです。ところが、男性が支払いを済ませると、店員はそれを「生で」男性に渡したというのです。そのままというのを記事では「生で」と表現していました。彼が戸惑って動けずにいるのに、「次の方、どうぞ」と店員の視線はもう別の客に向いているのです。彼の素直な感想は「ここまでやるか!」の連発です。でもこれが本当の意味でのプラスチック削減だと思うのです。どうせやるのなら徹底的にやる、必要最低限でもやっていけることを証明すればいいだけのことです。自然に還るバイオプラスチックが開発されるのを待つのではなくて、「地球を汚すものはもう要らない」とはっきり言ってしまえばいいのでは。

 海洋生物学者の方が著書の中で指摘していました。今の世の中でプラスチックなしで生活しようとしても不可能に近い。レジ袋削減は焼け石に水でしかない。それよりも効果的なのは包装にプラスチックを無駄に使っている会社の製品は買わないようにすることだ。みんなが不買運動をすることで社会を変えることができるのだと。確かに外国に行ってお菓子を買ってみると、日本のように1個づつ包装されている物はほとんどないことに気づきます。最初の頃は箱を開けたら、そのままごろ~ンと入っていて「なんだこりゃ!」とそのアバウトさに戸惑いました。でも今ではそれが当たり前に思えるのですから不思議です。

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