人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

赤の広場にあるデパート「グム百貨店」

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▲クリスマスの電飾で飾られたグム百貨店

 

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▲百貨店の入口はこんな感じです。

グム百貨店は誰もが楽しめる場所

赤の広場に面して建つグム百貨店はとても立派な建物なので、初めて目にする人は入るのをためらってしまうかもしれません。でもいったん入ってしまうと、人が大勢いますし、中にはベンチがあって座って休憩することもできます。とても高級な感じのする建物なので敬遠しそうになりますが、慣れてくると気軽に入って食事することもできます。建物は吹き抜けになっていて、3Fにはフードコートがあり、イタリアンや伝統的なロシア料理のセルフレストラン「スタローヴァヤNo57」があります。 ボルシ(ビーツのスープ)は日本で知られている肉の入ったボルシチではなくて、酸味のあるさっぱりとしたスープです。またピロシキは揚げパンではなくて総菜パンで、中には肉や野菜やシュウマイのようなものも入っています。グム百貨店の中にあるので値段も高いのかと思ったら600ルーブル(1ルーブル=1.6円)あれば十分でした。ライスといんげんと肉の煮込み、ジャガイモとハムときゅうりのサラダ、それにミネラルウォーターとコーヒーをとり、最後にまとめて会計します。

カフェのテラスで美しい景色を楽しむ

先日訪れた時は11月で寒い季節なので、カフェのテラス席はありませんでした。春や初夏に訪れると、1Fにある伝統ある高級カフェがテラス席を開いていて、美しい赤の広場を眺めながらお茶が飲めます。一度カフェの中に見学に行ったことがあって、ケーキなどは色も形も美しくやはりそれなりに高いです。でも素晴らしいロケーションを考えるとテラス席に座る価値は大いにあると思うのです。フランスのルーブル美術館の中にある「リシュリュー」というカフェなんて、ケーキ1個2000円でしたから誰も入る気配はありませんでした。ここは食事もできるみたいで、いつだったか男の人二人が英語で話をしていて、食事の間中話が止まらないのです。その時の二人が食べていたのが蓋つきのスープの入れ物に入った煮込みか何かです。

赤の広場で催し物を楽しむ

3年前に訪れた時にはそれが何かもわからず、チケットを買おうとしたら、スケート靴の絵を見せられました。そうなんです、赤の広場スケートリンクができていたんです。そう言えば、私の前には小学生ぐらいの男の子が父親らしき男性と一緒に中に入っていきました。また3月のまだ道路に雪が残っている時に行ったこともあります。そのときは赤の広場に「国際婦人デー」の大きな垂れ幕が張ってありました。3月8日はロシアでは「国際婦人デー」で日本でいう母の日みたいなものです。ふつうは男性から女性にチューリップかミモザの花を送りますが、私が目撃した経験からいうとチューリップが圧倒的に多いです。日本と違ってロシアはレディファーストの国なので3月8日は花屋に男性が殺到します。何も知らないで早朝にロシアのスーパーに行ったら、大勢の男性が駆け込んできました。お目当てはチューリップやミモザの花で、あっという間に売り切れてすぐにみんな居なくなりました。あとに残ったのは茎と葉の残骸です。さて、うちの近所に花屋がありますが、母の日にカーネーションは全然売れません。それとも花でなくもっといいものを贈るのでしょうか。

 

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