人生は旅

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韓国ドラマ「シンイ」の世界に嵌る

i今週のお題「もう一度見たいドラマ」

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今を時めく美容外科医が高麗の時代に

 以前、動画サービスで韓国ドラマ「シンイ」を見ました。最初はこのドラマをお決まりの時空を超えたファンタジーだとばかり思って見始めました。でも恋愛ものだと一言では言い表せませんし、歴史的な背景もなかなか興味深いものがありました。「神医」とあがめられる美容整形外科医を美人女優のキム・ヘソンさんが演じています。美人というのは、冷たくてお高く留まっているイメージがありますが、この外科医はとても性格がよくて、気さくなので好印象を持ったのを憶えています。実際の彼女もドラマの記者会見のときの映像を見ると、「何でもしゃべりますから」とイ・ミンホさんが言うように信じられないほどフレンドリーな方でした。

 その美容外科医は名声を得て我が世の春を謳歌している、と思いきや内情はそうではなかったのです。病院の経営面に問題を抱えていたのです。思ったよりも利益が伸びなくて、設備投資をしたいのに資金が不足してしまうのです。そんな時、高麗の時代からイ・ミンホ演じるチェ・ヨン将軍がやってきて過去の時代に連れ去られてしまうのです。自分の意志とは関係なく無理やり高麗に連れて来られて、「嫌で仕方がなかった」のに、最後には自分の一番欲しかったものを得られるだなんて夢にも思わなかったのでは・・・。

毒の恐ろしさに衝撃を受ける 

 現代から来た外科医は高麗の医者と出会って親交を温めながら、だんだんとその時代の生活に慣れていきます。そんな時、ふと自分の正直な想いを吐露してしまう場面があります。「外科の手術は安すぎるの!あんなに頑張ったわりには報酬が少なすぎるのよ!お金にならないから美容外科に転向したの」。もちろん周りは、「ええ~?」と驚くばかりで共感してもらえるわけもないのですが。やがて、頼りにしていた、親友ともいうべき医者は毒に侵されて殺されてしまった。この事実にはさすがに明るい性格の外科医でも心が折れかかってしまう。人を殺す道具は剣でも、武器でもなく毒薬で、自由自在に操ることができるらしい。狙いを定めた相手を一気に葬ることもできるが、真綿で首を締めるようにじわじわと追い詰めることも可能なのだった。

 例外というものはなくて、容赦なく外科医も毒を盛られてしまった。それは意外な方法で人の癖を巧みに利用したのだ。本のページを捲るとき、捲りやすいように指に唾を付けてしまう人はたしかに多い。敵は彼女のその習慣に目を付けて、次第に毒に侵されるように画策したのだ。気づいた時はもう遅くて、解毒薬を条件に取引を持ち掛けられるが応じることはできない。だから自分で解毒薬を作ろうと努力し、決して諦めようとはしなかった。彼女はタダの女ではなくて医者だからできるので、そんな場面を見ていたら医者という職業がとても羨ましく思えてきました。今まで培ってきた知識が役に立って、そのうえ、生きがいを与えてくれるのですから。

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