人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

年末年始の新幹線の切符とえきねっと

f:id:mikonacolon:20191209151912j:plain

駅で出会った人は面白い方で

あれは去年の11月の終わりに駅に新幹線の切符を取りに行ったときのことです。年末年始の新幹線の切符の予約をしたいのですが、駅の窓口での受付は1か月前の10時からです。当日10時まで列に並んで待たなければなりませんし、駅が開くのは午前8時からです。いつも早めに行くのが習慣になっているので、7時頃駅のみどりの窓口のドアの前に着きました。そしたらもう待っている女性がいて、ショッピングカートを横において完全防備の服装で黙々とナンプレ、つまり分厚いクロスワードの本をひらいて夢中になっておられます。自分の世界に浸っている方に話かけては迷惑かなと思って遠慮していたら、どちらかともなく話をするようになったのです。

来年になったら一人暮らしに

その方は50代後半ぐらいの年齢で、1泊で信州の方に家族で旅行に行く予定だそうです。しかもそれがきっと親子で行く最後の旅行かもしれないそうです。息子さんと娘さんはもうすぐふたり揃って結婚されて家を出ていかれるそうです。でもどうしてふたり揃ってなのか、とにかく面白おかしくユーモアたっぷりにお話してくださるのです。だから親子3人で行く、まさしく人生の記念になるイベントとなります。娘さんに至っては突然「わたし結婚するから」と母親に告白し、のんきな親を慌てさせたそうです。「式ぐらいやらないとダメじゃない?」と言えば、「そんなのいいの」とまったくこだわりはありません。その後、話をしてみてわかったのですが、旦那さんをすでに失くされているみたいで、母子3人暮らしだったようです。突然一人になって大丈夫ですかと尋ねると、「大丈夫、友達が二人いてその人たちも未亡人だから気楽に付き合えるから」と頼もしいのです。娘さんについては、「人(母親)が使っている物、たとえばバックとかを勝手に「これ貰っていい?」とかと平気で言える生き物だとおっしゃっていました。ちゃんと使っているのにどうしてそんなことが言えるのか、と私も日頃から思っていたので意気投合しました。それから日経の裏面はもうあの1面だけで十分価値があるとか、日本人は伝統ある古い建物をなぜ大事にしないのかとかいろいろなことを語り合いました。受付を待っている間の3時間はあっという間でした。ここの駅は早く来た人には駅員さんがイスを用意してくださるので、座って落ち着いて待つことができました。

駅で並んだ人よりネット申し込みを優先?

駅員さんによると、去年から仕事などで駅に並べない人のためにネットで申し込みを受け付けるようになったそうです。それも1か月前ではなく1か月と1週間前からOKなのです。駅員さんはやたらとえきねっとの利用を勧めるのです。私もその時は自分で窓口に並んだ方が確実だと思っていたんです、申し込んだ切符を受け取るまでは。さて10時になったので受付で新幹線の切符を発券してもらいました。7時から並んでずうっと待っていたのに15号車はないのではないでしょうか。階段までどれだけ歩かなければならないかは利用すればわかります。窓口を利用する人をあまりにもばかにしています。普通は6号車か7号車あたりが妥当です。このときすべてを理解しました、ネット申し込みが優先なのではないかと。だから帰りの切符はえきねっとに登録して申し込んで買いました。もう窓口に並ぶつもりはありませんし、今年もえきねっとを利用して切符を取りました。

 

mikonacolon