人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

スマホ活用で楽しく運動

今週のお題「運動不足」

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ジムが休業で身体がどうにかなりそう?

 知人は周りが呆れるほどのエアロビクス大好き人間で、以前は週3回はジムに行って汗を流していました。お気に入りの先生がいるらしく、その人が別のジムに移ってしまうと、わざわざ電車に乗って遠くのジムまで通うようになったのです。60歳を過ぎているというのにエアロビをしているときは気分がハイになって気持ちが良くなると言うのです。ところがコロナが流行るようになると、ジムは閉鎖になり、自分でも感染が怖くて足が遠のきました。、いざ、ジムに行けなくなると、生活にリズムが無くなって困ってしまいました。実際知り合いからも、「家にいると歩かないし、ジムにも行っていないので太ってきちゃって」と嘆きの声が聞こえてきました。

 外を歩く習慣もないので、仕方なく部屋を片付けて、おうちでエアロビをしようと決めました。動画を見ながらやっては見るのですが、やはり気分が乗ってきません。それに部屋は狭いので、動きが大きくなると、あちこちにぶつかってしまって痛い目に合うこともありました。そんな悶々とした日々を過ごしていたら、やっと6月になってジムが再開したのです。嬉しくて早速行ってみると、徹底した感染対策がされていたので安心しました。エアロビのクラスも少人数に抑えられていて、先生もマスクを付けていました。床を見ると、立ち位置の靴のイラストのサインがあったので、ここでもソーシャルディスタンスを忘れてはいけなのだと気づかされました。

 また以前のような日々が戻ってくるだとばかり思っていたら、それが全くの幻想にすぎないのだと思い知らされましたそれは次にジムに行ったとき、溢れんばかりの人たちがいる光景を見て愕然としたからです。それ以来とても行く気になれず「おうちトレをして我慢しているのです。

スマホアプリでシルクロード旅?

 知人の話を聞かないまでも、コロナ禍で我慢を強いられる時期だからこそ、何とか楽しく過ごせないものかと思っていました。そしたら、「ピンチはチャンス」という言葉があるように制限付きで楽しみを見出している人達がちゃんといたのです。いつものように新聞の投書欄を見ていると、70歳の女性が「携帯の歩数計シルクロードを歩き始めた」と書いてあってびっくり。何事かと思ったらスマホのアプリだとわかって、以前にも東海道五十三次区間を歩くアプリでウォーキングをしている男性がいたことを思い出しました。ただ歩くよりも、何か目標を持った方が達成感があって楽しめるという考えなのはわかります。つまりゲーム感覚で楽しんでしまおうというわけです。その時の私は「82歳の叔母に教えてあげなきゃ」と思い立ったのですが、いざとなると言いだせなかったのです。正直言って、果たして叔母が面白がってくれるのか自信がなかったのです。

 その点において、このシルクロードを旅した方は他の方とは一線を画した試みをなさっています。NHK取材班による40年前のテキストを読みながら、あるいは実際の地図で場所を確認しながら、歩くのですからそれは楽しい旅でしょう。「ワクワクしながら歩いた」と感想を書かれていますが、やがてそれは「もっとアジアについて、民族について知りたい」という気持ちにさせてしまったとのこと。お孫さんに世界史の教科書を譲ってもらってアジアの歴史をいちから勉強することに決めました。この方の場合、近所を毎日歩きながら、それでいて海外を旅している気分になれたという幸せな経験をされたと言えます。そして、さらに「いちから始める楽しみ」までも見つけることができたのが一番の収穫だったわけです。

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