人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

スペインの列車予約で困った

でも、ネットの情報のおかげで、無事予約できた

 以前のブログで、スペインのサンセバスティアンから列車でマドリードに行くつもりだと書いた。もっとも5年前にもそうやってマドリードに行ったので、今回も何の問題もなく行けると高をくくっていた。たとえ、renfe(スペイン国鉄)のサイトで買えなくても、日本語の予約サイトのレールクリックとかomioかなんかのサイトで、まあ多少高くなるかもしれないが入手できると軽く考えていた。ところが、1か月近くにもなり、検索しても、「この区間の列車は見つかりません」と出てしまう。11月出発の列車だから、まだ早いのかもしれないが、SNCF(フランス国鉄)などは3か月前から買えるのに、と歎きたくもなる。

 当然のことながら、すでにどんな列車があるのかは、10月の日付で検索していた。以前は一日に2本しかなかったのに、4本も出ているとわかって嬉しくなったとブログにも書いた。ところが、どうも様子が違うようなのだ。何がどう違うのかと言うと、11月に入ると、列車の本数が急に少なくなるという事実を突き付けられた。昨日、renfe(レンフェ)のサイトで、検索したら、やっと列車の情報が出てきた。だが、画面を穴が空くほど見つめても、表示されている電車は1本のみで、もしもその電車に乗れなければ、マドリードに行くことはできない。でも、なぜたった1本しかないのか、10月はあんなに本数があったのにと憤慨しても、始まらない。

 おそらくオフシーズンだからなのだろう。私が調べた限りでは、9月と10月は列車の本数は4本もある。たぶん、それは9月下旬にはサンセバスティアン映画祭もあって賑わうし、10月はまだ過ごしやすい気候だから避暑地としては申し分ない。ネットの情報によると、ほとんどの人々はこの街にグルメを求めて、立ち寄るだけですぐに通り過ぎていくと言う。要するに、飛行機やバスでやってくる人が多く、交通の便が悪い列車で来る人は滅多にいないのだ。

 私にとっては、マドリードに行く列車がたった1本しかしかないと言うのはショックだが、そうとなったら、なんとしても乗るしかない。ネットで最後の最後にクレカが弾かれて買えないという悪評高いレンフェのサイトで、ダメもとで買おうと試みた。すぐに、画面にあるサンセバスティアンマドリード区間の表示の隣りに、「LD-AVE」という文字を発見した。これってもしかしたら、乗り換えって言うこと?と5年前のことが頭に思い浮かんだ。調べてみると、やはりサラゴサでAVE(スペインの新幹線)に乗り換えなくてはならない。なあ~んだ、やっぱりそうか、いや、何でもいいからマドリードに着ければそれでいいかと謙虚な気持ちになる。

 早朝の7時頃乗って、4時間程でサラゴサに着く。その後、AVEの乗り場に移動するのだが、乗り継ぎ時間は1時間余りあるので焦る必要もない。マドリードには午後の1時45分に着く予定になっている。以前の旅行ノートを見ると、10月31日に乗ったらしく、温暖な気候のスペインと言えども、駅構内で寒さに震えながら待っていた記憶がある。皆駅の売店が6時に開くとすぐに、暖かいコーヒーを買い求めていた。長旅なので、売店で車内で食べるバナナやホイップクリームてんこ盛りのパンを買い込んだ。どれも驚くほど安くておいしかった。

 さて、列車のチケットのことだが、やはり、支払いの画面で不成立だった。いつも使っている三菱UFJのDCカードでやってみたらダメだったので、今度はVIZA付きのセゾンカードで試みるも敢え無く却下された。どうしたものかと思案して、またネットに頼ることにする。「レンフェのチケット買えない。どうすればいい?」と入力し、検索する。この時は半ばあきらめていたが、幸運にも貴重な情報に遭遇することができた。それは、ブラウザをGoogle chromeにすると、上手く行くという情報で、投稿者も実践済みだった。実を言うと、普段はMicrosoft edgeを使っているが、Googleはすでにダウンロード済みだった。もうサービスを終了してしまったが、無料動画のGAOを見る時に一番安定したブラウザだったので、大いに利用していた。

 ネットのアドバイスに従って、いつものカードでやってみた。最後の支払いの画面で、二次認証の表示が出たときはホッとした。ブラウザでこんなに違うとは、本当に目から鱗だった。

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