母乳が出なくても吸わせるの？
友人から最近の育児について気になる話を聞きました。彼女もすごく戸惑っているみたいで誰かに言わずにはいられないのだと言います。彼女の娘は産院で子供を出産し、しばらく実家に戻って生活していました。病院から帰ってすぐの夜に母乳が出ないのに、乳首を吸わせているので子供は泣き続けているのです。可哀そうだからやめるように言っても、病院でそういう指導を受けているからとやめません。最初は3時間おきに子供にミルクを飲ませるのですが、その度に母乳が出ないので子供は泣き叫びます。子供も気の毒ですがその泣き声を聞いている方もまた辛いのです。子供をさんざん泣かせてある程度吸わせた後に、ミルクを飲ませるというやり方を繰り返すのですから。母乳が出なくても子供が吸っていれば、そのうち乳腺が通じて出るようになるというのが最近の指導法のようです。また娘婿も彼の姉もそうだったから大丈夫だと自信満々なのです。昔のように熱いタオルで乳房を温めてマッサージをするなんてこともしません。子供の乳房を吸う力にのみ頼る方法で、医者に言わせると十分理にかなっているそうです。それでもすぐには新しいやり方に納得いかないのが現実なのです。娘が子供を連れて家に帰って来て以来、家族は泣き声に悩まされて文句を言ったら喧嘩になりました。娘が自分の家に帰るの帰らないのと大騒ぎしましたが、結局ひとりでは困るので実家に残ることになりました。
衣装ケースがお風呂になる？
昔、赤ちゃんを沐浴させるのはベビーバスと決まっていました。今では携帯できるタイプのビニールプールみたいに膨らませるゴム製のものが人気があります。ところが、なかなかそれを膨らませることが出来ませんでした。そしたら娘が、「衣装ケースってあるの？」と尋ねたのです。「それで何をするの？」と聞くと、ベビーバスの代わりにするのだというのです。以前、ネットで見たことがあって覚えていたそうで、でも空いてる衣装ケースはないのでどうするかちょっと考えました。すぐに衣類がいっぱい詰まった衣装ケースをひっくり返し風呂場に運びました。子供はとりあえずのベビーバスで気持ちよく沐浴をして満足のようです。衣装ケースがお風呂になるなんて考えたこともなかったので、友人も私もこのアイデアを思いついた人はすごいと感心しました。私たちの硬くなった頭では到底そんな柔軟な発想は思いつきません。
1歳児にバナナもそのまま与える
よく聞く話なのですが、最近の赤ちゃんを育てている若い夫婦は昔ながらの離乳食は作らないようなのです。つまり野菜を刻んだりとか、つぶしたりとか、すりおろしたりとかの作業をしないのです。お粥もおかずもレトルトで、外食に行くときは常にはさみ持参でその場で切り刻んで子供に食べさせます。子供がお腹を空かせていたら、スーパーに入ってバナナを買ってその場をやり過ごします。1歳の子にそのままバナナをパクつかせます。それでも子供はおとなしく美味しそうに食べているのでたくましいのです。
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