1本100円のバゲットに長蛇の列!
私の最大の疑問は、パリの人々は何を食べ、どんな生活をしているのだろうか?ということでした。
幸いにも、知人の話を聞く機会があり、少しは謎が解けました。
「お金持ちが多いのでは?」と思っていたのですが、食生活は意外に質素です。
ご存知のようにフランスは消費税率20パーセントですが、生活必需品のパンや牛乳などの食品は低く抑えられています。
それなのに、旅行者が行くようなスーパーには地元の人は行かないようです。
たまねぎやじゃがいも、レタスなどの野菜やくだものが日本に比べて驚くほど安いのですが。
地元で人気なのは、定期的に開かれる市場で、そこで野菜、チーズ、肉などいろんなものをお得に手に入れて節約しています。
そして、明日が休みという土曜日の夕方は、パン屋の店先には長蛇の列ができます。
クロワッサンやショコラ(チョコレートが入ったデニッシュ)は高いので誰も買おうとしません。
1本100円のバゲットを買おうと、みんな辛抱強く待って、ひとり何本ものバゲットを持って帰ります。
野生のウニが歩くコリウール!
トゥールーズから列車で南下して、ペルピニャンに行き、そこで乗り換えてコリウールの街に着きます。
地中海に面した港街で、車であとすこし行けば、そこはスペインという国境の街です。
泊まったホテルは海に面していて、まるでプールのように、浅瀬で子供を遊ばせることができるのです。
水がとてもきれいなので、野生のウニが生息しているのです。
娘さんと一緒に遊んでいた女の子たちが、水の中に潜り、つぎつぎとウニを取って並べ始めました。
緑、茶色、紫、黄色、赤と、とてもカラフルできれいなウニがいっぱいです。
そのとき、ウニが移動したことに気づいたのです、確かに。
あのイガイガのトゲで、少しずつ歩いているのです。
知人は人生でかなり貴重な経験をしたのですね。
mikonacolon